NPO法人 二十四の瞳
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映像文化がもたらした罪 ~独断的食育論(1/4)~

こんにちは、ジャムおじさんです。
今回から、私なりの『食』についての考え方をお話してみようと思います。
 
わが家のテレビは年末年始からバラエティ番組が響きっぱなしですが、今日の映像文化にあっては、子どもたちに悪影響を与える様々な情報を遮断することは困難ですよねぇ。でも、何もせずに現状の食生活に流されてしまえば、私たちの愛する子どもたちの将来は、夢も希望もない真っ暗闇のものになってしまう危険性を孕んでいます。そうさせないためにと、真剣に食育に心血を注いでいる美人料理研究家・華野小町先生(前回の『デリーシャスな交遊録』で紹介)の言い分が、いまの私には非常によく理解できるのです。
 
私が今からお話しする内容は、かなりショッキングなものかも知れません。しかしながら、あらゆる変革は、まず現実を知ることから始まるものです。話の内容に落ち込んだり、取り返しのつかないことをしてきてしまったと嘆くことになるかも知れません。
しかし、まだ遅くありません。人は誤りに気づいた時点で、その瞬間から悔い改めることが可能であると、私は信じています。
 
私は、一昨年春の健康診断で初めて『肥満』と判定され、アルコール量の低減ならびに食生活全般の改善を宣告されました。あれ以来、私はもっとも合理的な(意思の弱い人間でも、楽に継続的に実践できる)食改善の方法について、以前の仕事で接点のあった某病院の管理栄養士に教えを乞うつもりで連絡をしました。たまたま彼女はその病院を離れ、フリーの料理研究家として活躍を始めた時期でした。私たちは再会を喜び、お互いの目指している方向を確認しあいました。彼女の目標は、私は、再び交流をはじめた彼女の話を聴き漁るようになりました。この女性こそが、現在の私の食アドバイザー、と言うか、“超・厳しい食の番人”華野小町先生であります。
 
華野小町先生が目標として掲げている「ヘルスケアレストラン構想」について聞くなかで、こんな台詞を耳にしました。それは、「心身ともに健康的な生活を送るために不可欠な三大要素“食事・運動・ストレスコントロール”について調査すればするほどに、肥満というものの恐ろしさを痛感した。米国同様、いまの日本にも過体重と肥満が蔓延しつつある。特に、未来ある子どもたちにその悪影響が出始めていることは、私たちが何とか手を打たなければならない最大のテーマ」…というくだりでした。
 
この話にビビッときた私は、それ以降、『食』を扱った書籍をかなり読みました。その知識・情報と、以前にたくさんの食系企業の人たちから聞かされた話を合わせて考えるうちに、私のなかで、まず真っ先に取り組まなければならないことを見つけたのです。

そして、まずはこのことをみなさんに広くお知らせすることから始めようと考えたのです。(続)

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