NPO法人 二十四の瞳
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感動する医者の話13

 「お母さんは、ジャンクフードって聞いたことありますかぁ?」
 「ああ、なんか聞き覚えがあるような気がします。」
 「さっき私がいろいろな食べ物を挙げましたよね。ああいうのをアメリカではジャンクフードと呼んでいるんですよ。」
 
ジャンクフード = 屑な食べ物。
 
現代に蔓延る抑制の効かないイライラといった感情的問題や、うつ病・がん等の医学的難問のなかには、ジャンクフードがもたらしているものがかなりあると推察されている。ジャンクフードにはおそろしいまでに大量の化学物質が含まれている。
 
「ちょっとボクね、お口をあけてくださぁい。」
「ア~ン」
「では、下をベロ~ンって、出してみてさぁい。」
 
舌の表面にあるツブツブを指しながら、私は続ける。
 
「お母さん、この点々としているのが味蕾(みらい)といいましてね、私たちが様々な味を感知する能力がここに集まっているんです。ところがですね、最近子どもたちや若い人たちの味蕾がですね、正常に機能しなくなってきているのです。」
 
「はぁ…」
 
「ごめんなさいね、こんなお話をして。でもね、これはボクにとってとっても大事なお話なのです。アトピーとも重要な関わりがあるのです。味蕾が正常に機能しない、つまり味覚を麻痺させるということなのですけれど、その最大の原因が、私たちが口にする食べ物に含まれている化学物質なのです。」
 
お母さんの表情がなんとなく晴れてきた感がある。
 
 「気づかれましたか。そう、私たちの味覚を破壊してしまう化学物質が、ジャンクフードには特にたくさん入っているのです。果物や野菜のような天然の食べ物を2つ3つ食べると、味蕾が感じる喜びは徐々に薄れていって、ちがう種類の食べ物を欲しがるようになるのが本来の姿なのです。」
 
お母さんに、何とか食生活の大切さを理解して欲しいという一心で、私はさらに続ける。
 
「でも、フライドポテト、コーラ、ポテトチップスのようなジャンクフードは、おそろしい化学調味料によって、ひとつだけでは満足できないように仕掛けがなされているのです。お母さんだって、ほら、かっぱえびせんを一口食べた途端に、次から次へと口に運ばずにはいられなくなるような感覚を経験したこと、ありませんか?」
 
「ああ、わかります。そういうこと、結構ありますね。」
 
よしよし、噛み合ってきたかな…。
 
「つまり、優秀な頭脳を持つ食品会社の化学者たちによって、健康的な量では絶対に満足しないようコントロールされてしまうわけです。」

(続く)

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