NPO法人 二十四の瞳
医療、介護、福祉のことを社会福祉士に相談できるNPO「二十四の瞳」
(正式名称:市民のための医療と福祉の情報公開を推進する会)
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長生き時代の『転ばぬ先の杖』を作りたい!

日本の健康保険制度は、その浸透度において特に優秀であり、世界の模範になっているとまで言われています。

それでは、あなたは現在の日本の医療システムに満足してらっしゃいますか?

私のまわりを見渡すと、むしろ不満の方が多いようです。高齢者だけの世帯では、夜間に自分や家族に何かあった場合にどうすればいいのか、という不安を絶えず抱きながら生活していると言っても過言ではありません。

 
私たちNPOの会員さんのなかからも、実際にそのような事態に遭遇して大変な目に合ったという声が数多く聞こえてきます。
「自分ではかかりつけのお医者さんだと思っていた医師が、残念ながら、いざという時に助けてくれなかった」等という声を耳にするたびに、日本の地域医療のあり方はどこか間違っているのではないか・・・、そんな疑問を持ち続けてきました。
 
社会福祉士となった私が、当初目指していたもの。それは、寝たきり、通院困難、あるいは、その他の事情で定期的な往診を求めている高齢者と、訪問診療を提供できるドクターとをマツチングして、更には緊急時の受け皿となる支援病院などまでを含めた新しい地域医療ネットワークを作ることでした。これは、地域高齢者(生活者)のみなさんが、24時間365日年中無休、住み慣れた環境で、安心で快適な生活を過ごせるような医療・福祉の体制を実現することを意味します。
 
しかし、いまや2015年には「団塊の世代」と呼ばれた方々の殆どがシニアに突入する時代です。
となれば、もう一歩踏み込んで、健康な時から万一の場合に備えておくことが必要な時代に入ったと言えるのではないでしょうか。
折りしも、いつ何が起ころうとおかしくない物騒な世の中です。ご自身はもちろん、愛するご家族を守ることができるのは、最後は身内のものしかないのです。
 
ですから、今現在の私は、運悪くも既に病気を患ったり、寝たきりの生活を余儀なくされている方々だけでなく、今現在元気で健康なみなさんに対しても、いざという時の医療や福祉に関するセイフティーネットを提供したいと考えています。

ひと言で言えば、「毎日が安心、万一も安心」。
そんな地域社会をひとつでも多く実現させるために、このNPO『二十四の瞳』を拠点に社会福祉士としての本分を全うしていきたいと思っています。

 

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