NPO法人 二十四の瞳
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病医院とお役所の共通点って?

こんにちは、ジャムおじさんです。
今回も、『患者中心の医療』というものを考えてみたいと思います。
 
今朝も近所の病院の正面玄関前にざっと20名ほどのシニアが群れをなしていました。日本の病医院は開院時間からして融通が利きません。いまの寒い時期ですら、午前8時の開院時刻を待って、多くの患者さんが病医院の玄関前に立っています。こんなことが許されていいのでしょうか。病医院を訪れるのは、すでに身体の弱った人たちです。
 
すべての患者に対して決まった時間を強制する。これは、日本の病院システムの象徴です。決まった昼食時間の強制。決まった消灯時間の強制。決まった面会時間の強制…。いくらでもあります。患者一人ひとりの体調も、日ごろの生活習慣も、家族の事情も、いっさい考慮されません。すべて、病院側の都合なのです。
 
融通の利かない病医院のオペレーションにはお役所に通ずるところがあります。3時間待って、初診がたったの3分。3日後にまる1日つぶして検査を受け、1週間後にまた2時間待って検査結果を聞く。患者はそのたびに仕事を休んだり、子どもを誰かに預けたりしなければなりません。そもそも病院を訪れるのは、身体に不調があるからです。一刻を争う重病人もいます。そういう人たちを何時間も待たせたり、何度も足を運ばせたりする神経がわからない。そして当然のことながら、多くの場合、労いの言葉ひとつすらないのです。
 
これはもう拷問に等しい行為です。本来なら、医療機関こそ、銀行やスーパーマーケットにも増して、利用者の便宜を図るべきなのではないでしょうか。アメリカやヨーロッパの病院と比べ、日本の病医院はあまりにも保守的で閉鎖的です。はっきり言って、遅れています。そして、患者をないがしろにした「提供者側の論理」には目に余るものがあります。日本の病院では患者がバカにされている。そう感じるのは私だけでしょうか。
 

果たしていったい、誰がための病医院なのでしょうか???

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