NPO法人 二十四の瞳
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がんの自然退縮ということ

こんにちは。ジャムおじさんです。
今回は、少し明るい話をしたいと思います。
 
横浜で「がんの患者学研究所」というNPOをやっている川竹文夫さんという方がいらっしゃいます。20年ほど前に自ら末期の腎臓がんが発見され、主治医からはうまくいっても余命3年と宣告された経験を持っています。紆余曲折はありましたが、結局彼は一切の西洋医学的治療を拒否し、ひたすら免疫力を高めることでがん細胞を退縮させることに成功し、現在も元気にNPOの活動を続けています。
 
彼ががんの自然退縮について知ったのは、九州大学の池見名誉教授の本に書かれていた一文に出会ったからだったそうです。そこには、「がんの自然退縮ということがあり得るのです。末期がんになって医者から完全に見放された患者さんが、時として自然に治ってしまう。そんな、科学的には説明しづらいケースが散見されるのです。私たちは、真剣にがんの自然退縮について研究すべきだと思います」と書かれてあったそうです。これを読んだ川竹氏は、心のなかで「がんが自然に治ることもあるんだ。よしっ!」と叫んでいました。
 
現在では、彼が1997年に立ち上げたNPOも全国に45の支部を展開するまで大きくなり、がんからの生還者に学ぶ『ウェラー・ザン・ウェル大集会』を毎年開催しています。そこには、西洋医学に見放されたにもかかわらずがんを克服した人たちがすでに2千人以上もいるのです。この集会には、全国からがん患者さんやそのご家族たちが参加し、西洋医学に頼らずにがんを克服した人たちの足跡について学んでいます。
 
ここに集う人たちも、最初から西洋医学を拒否していたわけではありません。苦痛に耐えながら3大療法をさんざん受けた挙句、がんがますます悪化してしまい、あれこれと情報収集し勉強する過程で『ウェラー・ザン・ウェル大集会』の存在に行き着いたのです。そして、成功体験者の話に納得して、がんになってしまった原因を取り除くため、生活習慣の改善に取り組み始めたのです。
 
がんの自然退縮。あなたは信じられますか?私は100%信じています。理由は簡単です。がんの原因を徹底的に取り除くわけですから、がん細胞がなくなっていくのは当然だと思っています。もちろん、西洋医学で手術をした場合であっても、生活習慣の改善に取り組んでいけばあれほどの確率で再発・転移して命を落とすこともぐっと減ると思っています。

まちがった生活習慣から免疫力(=自然治癒力)が低下してがん細胞が増殖した。だからその原因を潰すことで、私たちに本来備わっている自然治癒力が復活してくる。非常にわかりやすい話だと思いませんか?つまり、がんの自然退縮は、誰にでも起こり得ること。決して奇跡ではないのです。

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