地中海式食事法は脳血管障害も減らす!

こんにちは、ジャムおじさんです。
今日もまた地中海式食事法(以下地中海食)の話です。

華野小町先生からの教えで、地中海食に関する研究報告を拾ってみたら、いろいろと興味深い情報が見つかりました。以下は、昨年4月の米国神経学アカデミーの年次大会で発表された研究論文のサマリーです。

結論から言うと、『地中海食をほとんど行わない群の脳梗塞リスクを1.00とすると、ある程度行う群ではリスクは0.79倍、よく行う群では0.64倍と、著しく低くなる』という報告内容になっています。
 

脳卒中の病歴のない712人の80歳以上の男女を対象にMRIで画像診断を行い、脳梗塞の痕跡を調べました。すると、238人に1つ以上の小さな梗塞の痕がありました。
 
つぎに、日ごろの食習慣を調べ、地中海食を行う度合いを、(1)ほとんど行わない、(2)ある程度行う、(3)よく行う、の3群に分けました。
 
すると、地中海食をほとんど行わない群の脳梗塞リスクを1.00とすると、ある程度行う群ではリスクは0.79倍、よく行う群では0.64倍と、著しく低くなることがわかったのです。
 
もしかすると、認知機能が維持されるという効果は、脳細胞が脳梗塞から保護された結果なのかも知れませんよね。


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