NPO法人 二十四の瞳
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天は人の上に・・・

慶應義塾大学出身の社会福祉士たちと一緒に、今春、『社会福祉士三田会』を立ち上げた。それを機に、福沢諭吉の『学問のすすめ』を再読した。飛ばし読みだけど…。やっぱ、すばらしい学びがあった。

人はみな平等で自由である。
自由であることは、すべての人間の権利である。

しかし、責任を忘れた自由はただのわがまま。
自他の生命・財産・人格・名誉を尊重して、初めて自由である権利が与えられる。

自由とは『独立できるということ』。
独立とは、他から干渉を受けずに活動できること。
そのためには、他者を頼らず自分の身は自分で始末をつけようとする独立心が必要だ。

人は真に自由であるために独立心を持たねばならない。
独立者とは、他人の考えに影響されず、自分で事態の正否を見分け、自分の行動に間違いを起こさない人のことを言う。

では、どうすればそうなれるのか?
ここで「学問」が登場する。
自己の独立のためには学問が必要。それも実学でなければならない。

実学とは、実生活に役立つ知識を学問する手段。
そう。学問とは単に教科書を読むことではなく、身につけた知識を実際の現場で使いながら経験していくことなのだ。知識の応用と経験こそが学問の本質であり、社会に出てからが本当の学問の始まりとも言える。

すっごいよなぁ~、福沢諭吉は…。
さっすが一万円札の顔だけのことはある。
そうそう。吉田松蔭やデカルトも似たような思想を持っていたっけ。
こちらも時間を捻出して再読してみよう。

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