あまりに悲しい某医科歯科大学付属病院の患者対応
こんにちは、ジャムおじさんです。
今日はいつも以上に怒っています。
わがNPOの会員を襲った悲劇をご紹介します・・・。
相談を受けた私は、同病院内で地域連携室を探して受入先または同院が連携している歯科または口腔外科を紹介してもらうようガイドしました。不安がる娘さんに具体的な台詞までお教えして、母親のためにもがんばってトライして欲しいと伝えました。ここまで檄を飛ばしたのは、これまでいくつもの医者と接触するなかで、患者本人も娘さんも、すっかり医療者不信に陥ってしまっていたからです。『話をしっかりと聞いてくれない』、『精神的なもので歯のほうは関係がない』・・・、こんな感じだったそうです。口の中を見もしないで。
それから15分後、娘さんから電話が入りました。地域連携室とのやりとりの結果連絡です。『ダメでした。こちらでは対応できないの一点張りで埒が明きませんでした・・・』。
私は、声を大にして聞きたい。
この医科歯科大の地域連携室は、どこのだれと連携しているのかと!
腐っても医科歯科大が、歯科医や口腔外科の専門医または開業医とパイプがないのかと!
目の前で「歯&あご&顔じゅうが痛い」と苦しんでる患者に、精神的なものだろうと決めつけて口内のひとつも診ないとはどういうことか!
心療内科を探せ? なぜ医科歯科大が候補を教えてくれないのか!
医者がなにもしてくれないなら、連携室のスタッフにはプロ意識というもののかけらもないのか!
こういうのをドクハラ(ドクター・ハラスメント)というのである。
患者の痛みや不安を低減するどころか追い討ちをかける。診たくない患者は放っぽり出す。転院先を探してもくれない。
どう考えても大学病院が歯科や口腔外科とチャネルがないはずはない。要するに見切ったのである。
こういった場合、どうしても患者側は弱い立場になってしまう。医療とはそういうものだ。医師という、本来は病めるものたちに寄り添い、励まし、希望を与えなければならない社会的上位にある人種たちが、患者の弱みにつけこむ強者となってしまうのである。こういうことは、自分や家族になにかが起きないとなかなか気づかないものだ。しかし、いつ何時、みなさんが当事者とならないとも限らない。
だから、いざ医者と向かい合ったときに不当に不利益を被らずに済むように、最低限の情報武装をしておかねばならない。これをひとりでも多くの人に理解してもらうために、今日もジャムおじさんは走り続ける・・・。
なお、ご紹介した患者さんは、現在然るべきに入院していただき、然るべき治療を受けられることになりました。
探せば存在するものです、患者中心の医療を実践している医者や病医院が。
でも、一刻を争っている状況でこれを探し出す作業は、なかなかできるもんじゃないんですよねぇ、これが・・・。