NPO法人 二十四の瞳
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診察時のあるべき症状の伝え方

こんにちは、"ジャムおじさん" ことヤマザキです。

さて、今日の相談は・・・。

Q/以前『ドクター名鑑』で、「自分の症状を的確に伝えられる患者が望ましい」と言っていたドクターがいましたが、自身のことを振り返ってみると、医師から「今日はどうしましたか?」と聞かれて、どう説明したらよいものか迷ってしまうことが多い気がします。説明上手な患者になるための心得のようなものがあれば教えて下さい。(60代・女性)   

A/相談者は、非常に向上心のある方ですね。医師や看護師に対する不平不満を一方的に繰り返す患者が多い中で、自分も変わる努力をしようとする姿勢はすばらしいと思います。 医者と患者の両方が変わらない限り、ハッピーな関係は築けないんですよねぇ・・・。       

さて、症状を伝える時には、以下の5つについて予め整理しておくことをお薦めします。場合によっては、メモしていくのもいいでしょう。 

【症状の上手な伝え方】 
①いつから?    例: 夕べ十時頃、食後1時間くらいして。   
②どこが?     例: お腹、特に下腹部。  
③どんなふうに? 例: 差し込むような痛み。 
④処置は?    例:胃腸薬をのんだ     
⑤経過は?    例:夕べの痛みを「10」とすると、今朝は「7~8」      

なお、再診の場合には、前回の受診から今日までの間に、症状がどう変わったかを話します。最初に処方された薬が合わずに不快感がある場合は必ず伝えましょう。

患者側が自分の症状を整理して伝えることが、よい医療を受けるための第一歩と言えるでしょう。

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