NPO法人 二十四の瞳
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信者あってこその開業医

 ここで肝心なのは、こうした世論が主流となりつつある今、「いや、私は違う」とか、「事の真相はこうではないか」等と反論したとしても、そのこと自体に意味がないということを、地域で確固たる成功を手にしようというアナタはしっかりと理解しなければならない。他の産業と同様、消費者擁護が世の中の流れだ。事実よりも、どう見られるか、どう受け止められるかがビジネスの成否を握る時代なのである。無意味な弁解こそがナンセンスと気づくべきだ。
 
 
逆に、テレビや雑誌がなんと言おうが、アナタと確固たる信頼関係が結ばれている患者はアナタを否定しない。例えば、こんなふうに、だ。「世の中には患者を食い物にする悪徳医者がいっぱいいるのねぇ。でも私は大丈夫。だって私には、●●先生が居てくれるのだもの」 

 
 こう言ってくれる患者をアナタが何人持っているか? 
それこそ
が重要なのだ。ここまでくれば、これはもうアナタの立派な信者と言っていい
 
 
極端な話、アナタが実は経営第一主義の医者であったとしても、そんなことはどうだっていいのだ。アナタを信じて慕ってくる患者が何人いるか。もしあまりいないとすれば、どうやって信者を作るか。どうやって患者を信者化していけばいいのかを学ぶことだ。

 これこそが、アナタが真っ先に取り組むべきことであり、ビジネスを継続する限りにおいて絶えず考えていかねばならないことだ。大学でろくに意味もない研究に明け暮れて、非実用的な論文をしこしこと書いている医者たち以上に、とりわけ、市場の最前線で活躍している開業医にとってはもっとも重要なことが、信者を作ることなのである。

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