ドクターこそ諸悪の根源?
国民医療費が増え続けている。2000年から介護保険がスタートし、老人医療および介護に係るコストを捻出すべく介護保険という別の財布を作った筈なのに、相も変わらず毎年一兆円ずつ膨らんでいる。現代の複雑な社会だ。心身を病む人が増える背景があるのは理解できる。が、しかし、医療や医者の側には問題はないのだろうか。
現代医学の進歩は目覚しいものがあると、よく専門誌に書かれている。ならば、矛盾があるではないか。医学や医療がそんなに進歩しているのであれば、世の中の患者はどんどん治癒して病院に出入りする必要がなくなり、結果として国民医療費は減って然るべきではないか。
この質問に対する患者学の答えは興味深い。根っこは、野放しに増え続ける医者の数だ。ここでは、「欧米諸国と比べて、日本にはまだ医者の数が足らない」という正論には敢えて触れないことにする。
毎年8千名が医師免許を取得。4千名の医師が新たに市場参戦。デビューした医師には何が必要か。患者である。食べていくためにはどうしたって患者が必要だから、あの手この手を使って患者を作るというのだ。目の前に座っている患者の病気を治さなくても、とりあえず治療していればいい。そんな医者がうじゃうじゃしていると。
不必要な手術に入院、検査漬け、薬漬け。病院通いをやめることが病気を治す最短の道だと言っているゲストの医師さえいる。医学の何が発達したのか知らないが、いくら研究にお金をかけても、
所詮は、がんも糖尿も高血圧も治せない。つまり、患者の役に立っていないのだと言う医師もいる。「まず経営ありき」の医者が巷には溢れているから用心しなさい。盲目的に信じてはいけませんよ。というのである。これには日本の医療制度が出来高制を敷いていることが影響していて、患者をすぐに治してしまうと収益が上がらないしくみになっているのだ。ダラダラと治さずに通院させたり、最初の処置がダメだったからといって別の処置を施したりする方が儲かってしまうのである。
そしてこの説、医療の世界を10年見てきた私からすると大筋当っていて、本人が意図しているかどうかは別にして、世の中には、「とりあえず、●●でもしておきましょうか・・・」的な医者が多過ぎると感ずるのだ。


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