ある大学病院の風景


2004年の6月25日、仙台に出張していた私の携帯電話に、某N大学附属病院の救命救急センターから連絡が入った。母が救急車で運ばれたというのだ。後頭部を鈍器で殴られたような気がした。実は、遡ること一年前の夏、痴呆の兆候が出始めた父に付き添って、医療機関を巡り歩いた時期があった。介護保険の認定を受けるための手続も含めて三ヶ月以上の時間を費やした。それ以来、父の健康状態には気を配ってきたつもりだった。が、母の方は・・・。

救命救急センターの言い分は、担当医師の診立てでは問題がないから引き取って欲しいというものだった。しかしながら、電話口に呼んでもらった母の感じからすると、明らかにダメ・・・というのが私の感触だった。いつだって私には心配をかけまいとして気丈に振舞うあの母が、頭がぐらついて起き上がれないと言っているのだ。しかも、一緒にいる父は痴呆を患っている。そのことを看護師に伝えても埒が明かなかった。ほとんど怒鳴りあいになった・・・。

「怒鳴りあい」である。看護師側も怒鳴っているのだ。これって、ちょっと信じられない話ですよ、一般のビジネス現場では。母は、医師にCTスキャンを要望したのだけれど、「四肢に麻痺が認められない」から、その必要はないというのが医師側の回答。この一点張り。母としては、問題がないと言われても現実に目の前が真っ暗で普通ではない事態を、身を持って体感しているわけだ。問題がないという裏付けが欲しかったのだ。しばらく会話してみて、こんな看護師や医師のいる病院に母を置いておくのは逆にヤバいと直感した。しかし、いかんせん仙台だ。どうしてもすぐには戻れない状況だった。ここはもう、共働きしている家内に頼むしかなかった。

幸い一時間半後には、家内が両親を引き取りに出向き、自宅に連れ帰ってくれたのだが、引き取る際にまたもめた。家内に念押しして、レントゲンフィルムの貸出しを言伝てたのだが、件の看護師に「必要ない」と言われ押し帰されてしまったのだ。そのことを家内から伝え聞いた私は、また看護師と怒鳴りあいだ。結果的には、翌朝、再び家内が病院に立ち寄りフィルムを入手したのだが、これはひどい話だ。とんでもない看護師である。必要かどうかを決めるのは、そもそも患者でしょ?

医療事故をはじめ、連日のように大学病院の不祥事が報道される昨今ではあるが、現場の職員個々にホスピタリティ・マインドが根づくのは一体いつの日のことだろうか・・・。 (続く)

知人のケアマネから聞いた介護現場のセクハラ

前回の続きです。
ある会合で知り合った介護専門職の女性たちから聞かされた話です。
いゃあ、哀しくなります・・・。

    ●「前回のヘルパーはおっぱいを触らせてくれたよ」と言って抱きしめられた。

●食事介助のとき、ずっと太ももの上に手を置きっぱなしにされた。ときどき小刻みに動かされて気持ち悪かったが、じっと我慢していた。
●股間を触ってモジモジしていたので「おトイレ、行きますか」と誘導したら、いきなり勃起した陰部を出して「今日は具合がよくないからここでさせてほしい」と言われた。
●入浴介助で陰部洗浄をすると、「あなたは月にどれくらいセックスをするの?」などとセクハラ発言を繰り返された。
●執拗に添い寝を求められ、拒み続けると「窓から飛び降りるぞ」と脅され、布団に引き倒された。抵抗しようとしても、こわくてなかなか声が出なかった。必死で胸の辺りを押しやると、「あっ、痛たたっ・・・」とうずくまってしまった。「大丈夫ですか」と覗き込むと、再び襲いかかってきた。突き飛ばして逃げ帰ったが、事務所で先輩職員から「あなたにそんな気にさせてしまう隙があったのでは?」と質問攻めにあい、泣いてしまった。
●自慰行為を見てしまい、どぎまぎしていると、「ちょうどよかった。近くに来て見ていてくれないかなぁ」と言われた。「もうちょっと後で来ます」と立ち去ろうとすると、「頼む。居てくれ。もうすぐだから」と言ったかと思うと完了。「済まないが後始末をしてくれないか」と頼まれた。
 
対策
1)「やめて下さい」と毅然と拒否する。(つけこませない)
2)セクハラが想定される状況を作らないようにする。*訪問介護では困難
3)特定の人が被害にあう場合は、担当を代える。
4)複数のヘルパーで対応する。
5)状況をご家族に報告し、家族の協力を得る。
6)再発した場合には、協議のうえ契約を解除する。
 
こんな感じか。とにかく一番まずいのは、被害に遭った段階で職員が泣き崩れたりもじもじしたりすること。被害があった事実を請えとして挙げられない職場のムード。例え病気のせいだとしても許せないことは許さないという、組織としての明確なスタンスが求められる。

迷走を続ける戦略なきわが国ニッポン。いや、霞ヶ関はバカではない。戦略は、ある。それを隠しているだけだ。今からちょうど100年前。20世紀最大の海難事件『タイタニック号の沈没』では、乗客2,200人のうち1,500人が命を落とした。あのとき、沈みゆく船の中で、生還するものと死にゆくものとが選別された。生かされたものは乳幼児と若い女性。そうでなかったのが男性と高齢者である。タイタニック同様、沈没直前のニッポン丸。霞ヶ関はとっくに高齢者を選別していると見ていい。

世界に類なき長寿高齢者たちを守るための社会保障財源はない。だって、政治家や公務員の暮らしを維持するための財源を死守しなければならないから。だから表沙汰にしないよう配慮しながら、実質的には社会保障コストを落とそう落とそうと暗躍している。介護もそのひとつである。高齢者に安心の老後をというのは建前に過ぎない。

戦略とは優先順位だとしたら、それも仕方のないことなのかなぁと思ってしまう。
今回のような介護現場の生々しい話を聞いてしまうと・・・。

私が直接聞いた介護現場のセクハラ被害

やるせない話だが・・・。
ある会合で知り合った介護職の女性たちから、とっても残念な話を聞かされた・・・。

仕事がなくてやむなくホームヘルパーの資格を取って介護現場にデビューする。賃金は全業界平均の6割。ほとんどが非常勤採用で移動費や交通費も出ない。事業計画上にも職員の昇給なんて記載されてない。それでも、不運にも弱い状況にある要介護者たちを元気づけようと、健気に笑顔でがんばっている介護現場の職員たち。しかしそこに待ち受けているのはつらく哀しい現実だ。

私自身も病院勤務時代に、介護事業部の職員から直接相談を受けたことがある。具体的に書いてみる。
まずはちょっと読んでみてほしい。

●医療法人が運営する賃貸住宅の居室にて。訪問介護に出向いた30代のホームヘルパーが、脳梗塞の後遺症で療養中の男性(70半ば)からセクハラを受けた。布団から腕を伸ばし「上体を起こしたいから手を貸して」と言われ、手を握って引っ張ろうとしたら逆に強い力で引き寄せられ、要介護者の体の上に抱きかかえられた。そのまま抱きしめられ、下半身を撫で回されたり、頬や耳やうなじにキスをされたりした。突き放そうとしたが相手の力は想像以上に強く、足も絡められて身動きが取れなかった。その間、30秒くらいだろうか。大声を出したらやっと離れた。「何するんですか。いいがげんにしてください」とにらむと、「ははは。いや、冗談冗談」と言いながらいやらしい視線で舐めるように見つめられた。 → 報告を受け、家族に連絡。次に同様のことが起きた場合には退去いただく旨、通達した。

●同賃貸住宅にて。栄養指導に部屋を訪れた20代半ばの管理栄養士が、右半身麻痺のある要介護3の男性(60代後半)から。話している最中に「トイレに行きたい。手を貸して」と言われ、パジャマのズボンを下ろすよう求められた。「パンツも」と言われ仕方なく下ろした途端、頭を押さえつけられて顔に性器を押し付けられた。当該職員は悲鳴を上げて廊下に飛び出し、近くにいた男性ヘルパーに泣きながら助けを求めた。 → 報告を受け事実確認に出向くと、「意識が朦朧としていて覚えていない。もし本当にそんなことがあったのなら申し訳ない。本人に直接謝りたい」と申入れがあったが、当該職員は二度と対応させなかった。以降の介助はすべて男性に担当させた。
●軽度の認知症と診断された要介護2の男性(70代後半)。通院中に掃除に入った男性ヘルパーが『サービス価格表』なる画用紙を布団の下から発見。そこには『手を握る:100円、胸を触る:500円、胸をじかに触る:1,500円、ほっぺにキス:1,000円、接吻:2,000円、あそこを握る(15秒):2,500円・・・』などと記載されており、居室を訪れた看護師や介護職員にこれらを要請した可能性がある。職員に個別確認した結果、40代前半の介護士より証言が得られた。当該男性は、「君たちも薄給で大変なんだろう。ちょっとこんなの作ってみたんだけど、どれか選んでほしいなぁ」などと言ってきたという。介護士が「みんなゼロがひとつ足りないわよ」と言うと、「そうか。わかった。いくらでもやる。いいことしよう」と目を輝かせた。それを見て君が悪くなった介護士は、以降その男性とは言葉を交わさなくなった。また、職員間のブラックリストにも載せて共有した。
●通所施設の昼食後の航空ケアでのこと。奥歯に何かが挟まっていると訴えた要介護3の男性(60代後半)。口を覗き込もうとした介護実習生(20歳前後)の右手を握ると、人差し指と中指を口にこじ入れ強く吸い続けた。異変に気づいたベテランヘルパーが助けたとき、実習生はガクガクと震えていたという。中指には内出血も認められた。それほどの強い吸引力だったのだ。残念ながら、当該実習生は翌日から来なくなった。

若い女性のホームヘルパーや介護士を中心に、要介護者のセクハラに悩む人たちが後を絶たない。中には、「多少のセクハラに耐えられないようなら、はなから介護職になんて就くんじゃない」などという介護事業者のトップさえいる。被害に遭った女性職員たちには共通項がある。それは、「要介護者たちのつらい心情の表れだから、多少のことは我慢しよう」「自分のほうに隙があったのかもしれない」など、何とかして自己完結しようとSOSの声を上げない傾向だ。

また、介護事業者側にも、「何があっても職員を守るんだ」という会社としてのスタンスが明確に感じられないのも介護業界の特徴だ。「何があっても要介護者には手を上げないように」などとルールを明文化していることもままある。自分の身に危険が迫っているときに、そんな悠長なことは言っていられないではないか。

実は、二次被害というのも多い。被害者が勇気を振り絞ってセクハラ被害を訴えても、逆に被害者の落ち度をあら捜しする先輩職員や同僚たち。被害者は仲間に裏切られたような沈うつな思いで介護の世界から身を引いていくのだ。財務体質が脆弱な業界ゆえ、セクハラやクレームに組織的に対応できるだけのインフラが整っていないのである。

まともな給料もなく有給もない。おまけに性的ないやがらせをされても誰も守ってはくれない。これでは介護市場の慢性的マンバワー不足も致し方ない。一方で味をしめた要介護者たちは、今日も全国の介護現場で束の間のパラダイスを堪能しているかも・・・?
例え加害者が要介護であろうがなんだろが、「体を触られる」等の被害を受けた心身のダメージという結果がすべて。介護職員も介護事業者も、もっと毅然とした姿勢を貫いてもいいように思うのだが。

ちなみに、東京都の訪問介護契約書のガイドラインには、『著しくサービスを継続し難い背任行為があった場合、事業者はサービスを終了することができる』という一文があり、これを適用してサービス提供を終了させている事業者もある。しかし、実際的には収益が滞ってしまうサービス提供終了は最終手段として、組織としての対策をきちんと設けることだ。

っちゅうか、さっさと同性の介護職員に交代させろよ!

真の“終の棲家”を実現できるのは医療機関だけ!

認知症の父の受入れ先を探し回ったのはもう8年も前のことだ。当時、推定150万人の認知症患者のうち1割に当たる“他人に迷惑を及ぼす可能性のある”認知症だった父の行き先はなかなか決まらなかった。自宅での介護生活の間に、母は2度救急車で運ばれた。最初は極度の疲労とストレス、二度目は父の暴力による眼底等の骨折が原因だった。都内6ヶ所の施設等に体験入所したが、3ヶ所は予定の半分も持たずにサジを投げられた。

施設側の言い分は、「他の入居者に迷惑が及ぶ危険性が高い」、「ヘルパーが24時間、つきっきりで居なければならない」、「認知症に対応できるスタッフがいない」というものだった。残りの3ヶ所はそれぞれ約1ヶ月もったものの、「日常的に医療体制が整った場所に入れるべき」、「可能な限りご家族がスタンバイしてくれるなら再検討する」、「夜間緊急時の対応に責任が持てない」という理由で断られた。

そして今、今度は母も認知症となり、再び終の棲家を探すことに・・・。が、父のときとあまり状況は変わっていない。応対に出てくる職員の方たちと話せば話すほど、彼らの話を聴けば聞くほどに不安が募ってしまうのだ。


いくつもの施設等を見て回るなかで、気づいたことが2点。ひとつは、入居を断られたすべての施設のパンフレットやホームページに、若干表現の違いこそあれ「認知症でも受入れ可」・「24時間、安心の医療サポート」と謳われていたこと。もうひとつは、「入居一時金なし~600万円、月額自己負担金(医療・介護は除く)15万円~38万円」の幅と、実際に提供される医療・介護サービスおよびスタッフの質に相関関係はないということである。

結局、お金の高さは建物・内装・調度品などのハードウェアに比例するというのが実感だ。ちなみに、私どもNPOが昨春実施した調査によれば、入居者側の施設選定基準は、上位から、①医療・介護サポート ②金額(明朗会計) ③日常の生活支援サービス となっている。特に①と③については、 “誰が何をどこまでやってくれるのか”を可能な限り具体的に説明する責任が、施設側にはある。一方で入居者側には、それを理解・納得して契約する責任が求められる。


医療法人でも高齢者施設・住宅に参入できるようになって久しい。医療経営者には“誰のために、どのような住空間を提供するのか”をじっくりと考えて欲しいものだ。間違っても不動産ビジネスなどという意識は持って欲しくない。建物系企業が持ち込んでくる話はハードウェアに比重を置きがちだ。彼らのビジネスは“建てる”ことであって、入居者のQOL向上ではないから当然の話ではある。

都市部を中心に、相も変わらず一見して富裕層ねらいと見て取れる豪華な施設の建設ラッシュだが、調べてみると、運営会社は入居者確保に四苦八苦しているのが実態だ。建てた人(建てさせた人)だけが潤っているのが容易に想像できる。だからこそ、建った後、彼らがいなくなった後も運営していかなければならない医療経営者には、誰に惑わされることもなく、自らが実現したい医療・介護サービスの提供のあり方について十分に吟味して欲しいものである。

セクハラだらけの介護現場

とある医療法人が経営する介護施設。そこに勤務する女性職員たちから相談を受けた。ショッキングな内容だった・・・。

 迷走を続ける戦略なきわが国ニッポン。いや、霞ヶ関はバカではない。戦略は、ある。それを隠しているだけだ。今からちょうど100年前。20世紀最大の海難事件『タイタニック号の沈没』では、乗客2,200人のうち1,500人が命を落とした。あのとき、沈みゆく船の中で、生還するものと死にゆくものとが選別された。生かされたものは乳幼児と若い女性。そうでなかったのが男性と高齢者である。タイタニック同様、沈没直前のニッポン丸。霞ヶ関はとっくに高齢者を選別していると見ていい。


 世界に類なき長寿高齢者たちを守るための社会保障財源はない。だって、政治家や公務員の暮らしを維持するための財源を死守しなければならないから。だから表沙汰にしないよう配慮しながら、実質的には社会保障コストを落とそう落とそうと暗躍している。介護もそのひとつである。高齢者に安心の老後をというのは建前に過ぎない。戦略とは優先順位であるから、それは仕方のないことだ。

 仕事がなくてやむなくホームヘルパーの資格を取って介護現場にデビューする。賃金は全業界平均の6割。ほとんどが非常勤採用で移動費や交通費も出ない。スキルアップのために外部の研修に参加しようとすれば費用は自腹。有給休暇なんて概念はなく、事業計画上にも職員の昇給なんて考慮されていない。それでも、不運にも弱い状況にある要介護者たちを元気づけようと、健気に笑顔でがんばっている介護現場の職員たち。しかしそこに待ち受けているのはつらく哀しい現実だ。

 若い女性のホームヘルパーや介護士を中心に、要介護者のセクハラに悩む人たちが後を絶たない。中には、「多少のセクハラに耐えられないようなら、はなから介護職になんて就くんじゃない」などという介護事業者のトップさえいる。被害に遭った女性職員たちには共通項がある。それは、「要介護者たちのつらい心情の表れだから、多少のことは我慢しよう」「自分のほうに隙があったのかもしれない」など、何とかして自己完結しようとSOSの声を上げない傾向だ。

 また、介護事業者側にも、「何があっても職員を守るんだ」という会社としてのスタンスが明確に感じられないのも介護業界の特徴だ。「何があっても要介護者には手を上げないように」などとルールを明文化していることもままある。自分の身に危険が迫っているときに、そんな悠長なことは言っていられないではないか。


 実は、二次被害というのも多い。被害者が勇気を振り絞ってセクハラ被害を訴えても、逆に被害者の落ち度をあらさがしする先輩職員や同僚たち。被害者は仲間に裏切られたような沈うつな思いで介護の世界から身を引いていくのだ。財務体質が脆弱な業界ゆえ、セクハラやクレームに組織的に対応できるだけのインフラが整っていないのである。

 まともな給料もなく有給もない。おまけに性的ないやがらせをされても誰も守ってはくれない。これでは介護市場の慢性的マンバワー不足も致し方ない。一方で味をしめた要介護者たちは、今日も全国の介護現場で束の間のパラダイスを堪能しているかも・・・?

 例え加害者が要介護であろうがなんだろが、「体を触られる」等の被害を受けた心身のダメージという結果がすべて。介護職員も介護事業者も、もっと毅然とした姿勢を貫いてもいいように思うのだが。ちなみに、東京都の訪問介護契約書のガイドラインには、『著しくサービスを継続し難い背任行為があった場合、事業者はサービスを終了することができる』という一文があり、これを適用してサービス提供を終了させている事業者もある。しかし、実際的には収益が滞ってしまうサービス提供終了は最終手段として、組織としての対策をきちんと設けることだ。

 っちゅうか、さっさと同性の介護職員に交代させろよ!

第1位 がん

1位 悪性新生物(がん) 31%

まずは、下記について意識されることをお奨めします。

①禁煙

②バラエティに富んだ果物・野菜や低脂肪食品中心の食生活
③健康的な体重の維持 *BMI= 体重(kg) 身長(m)×身長(m) 理想値=22
17未満:やせすぎ、19未満:やせ、25未満:標準、30未満:やや肥満、30以上:肥満
④週に3~5日、30分間の有酸素運動を
⑤紫外線を避け、夏場は日焼け止めを使用する
⑥アルコールをなるべく飲まない。許容量 *ビール(500ml×1、日本酒1合、休肝日確保)
⑦他人の煙草の煙を極力避ける
⑧ストレスを溜めない
⑨朝晩の腹式呼吸と入浴で身体を弛め、温める *41℃で30分
⑩家系にがんが多い場合は、とくに上記を徹底する


その上で・・・。

あいも変わらず「早期発見」やら「手術の大いなる可能性」やら、がんについての偏った情報が溢れています。日本の医療界の戯言。

手術、手術、手術・・・放射線、放射線、放射線・・・抗がん剤、抗がん剤、抗がん剤・・・


アメリカでは、ガン患者の4人に3人が、ヨーガ、瞑想、食餌療法、睡眠療法、音楽療法などを組み合わせた統合的な治療を受けている。で、定期的に西洋医学の先端技術を駆使した検査方法で、がんの状態をチェックする・・・のです。

アメリカ政府は、この代替医療の研究にかなりの国家予算をつけています。カナダやヨーロッパでもなども同じ路線を歩んでいるようです。

が・・・。日本は相かわらず昔ながらの悪しき3大療法に固執しています。原発問題同様、手術にこだわることで利益を得ている輩が大勢いるということです。この国は、ホント、嘘だらけですねぇ。

私たちは誰でも、毎日5000個程度の癌細胞が出来ているのです。心身が健康な場合、ナチュラルキラーなる免疫細胞が癌を食いつぶしてくれているわけです。でも、不健康になって免疫力が落ちると、毎日発生してくる癌細胞が処理されずにどんどん溜まっていってしまう。

となると、手術で取って、「はい、除去できましたよ」ということは意味がないということだ。免疫力が低下して、癌細胞を蔓延らせてしまった元凶(主として生活上の不安やストレス)を改めない限り、何をやっても癌細胞を克服することはできない。

それを医者も霞ヶ関も永田町も、みぃんなわかっていながら、がん検診とか訳のわからない仕掛けを作って国民の目を真実から逸らさせている・・・。

わたしたちは、もういいかげんに目を覚まさねばならない。

第2位 心疾患

2位 心疾患      16%

心疾患とは血液の流れが悪くなることで、心臓の筋肉(心筋)に栄養や酸素を運ぶための冠動脈がふさがって引き起こされる心臓の病気です。

心疾患は主に狭心症や心筋梗塞などを指しますが、狭心症の症状としては胸の痛みや下顎、左腕の痛みなどがあり、それらの痛みが5分以内になくなることが特徴といわれます。

また、心筋梗塞の場合、症状として胸の痛みが30分以上続くことで命にかかわる場合もあります。

日常的に心がけてほしいことを以下に記します。

①禁煙

②適正体重の維持
③バラエティに富んだ果物・野菜や低脂肪食品中心の食生活
④アルコールは適量に 
⑤週に3~5日、30分間の有酸素運動を
⑥コレステロール値を正常範囲に保つ 
*女性なら220~250が適正。270以下なら問題なし。
⑦薬に頼らず、食事や運動によって血圧およびコレステロール値を管理
*血圧は、60代で140まで、70代で160まで、80代で180までは許容範囲
⑧リラックスを心がけ、身体的および感情的ストレスを減らす
⑨心拍数および血圧をチェックする
⑩入浴時等、急激な温度変化を避ける

明日はいよいよ第1位です。

第3位 脳血管疾患

3位 脳血管疾患    13%

脳の血管が血栓(血の塊)によってつまり、そこから先へ酸素や栄養が供給されなくなると、脳の組織が破壊されてしまいます。

脳の血管が動脈硬化を起こして細くなり、血流が途絶えしまう状態が脳血栓。
心臓や頚部の動脈でできた血栓が剥がれて、脳の血管に詰まってしまう状態が脳塞栓。

脳血栓は、主に高齢者に起こり、知覚障害、運動障害、意識障害などが徐々に進行します。脳塞栓は、突然に半身の麻痺や痙攣によって始まることが多いと言われています。

さらに、脳の血管が動脈硬化によって脆くなって血圧が高くなると、動脈が急に破れて脳の中で出血が起こります。これが脳出血です。多くの場合、突然意識を失って倒れ、深い昏睡に陥り半身麻痺を起こします。

日常的に、以下のことを心がけてください。

①血圧を正常範囲内に保つ

②玄米および野菜や豆類中心の食生活
③粗食
④コレステロール値を正常範囲に保つ *240~280が適正。170未満は逆に危険
⑤禁煙
⑥糖尿病を予防する
⑦健康的な体重を維持する
⑧週に3~5日、30分間の有酸素運動を
⑨リラックスを心がけ、身体的および感情的ストレスを減らす

⑩アルコールは適量に

明日は第2位です。

第4位 肺炎

4位 肺炎        9%

タバコについて、ちょっと書かせてもらいます。

『タバコを吸う女性は子どもを産むな!』

妊婦の喫煙が胎児に与える悪影響は明らか。
未熟児や障害児を産んでしまうリスク。
早産や流産のリスク。

これらを承知の上で有害なモノに手を染めているような女性には、
絶対に子どもを産んで欲しくない。
頼むからやめてほしい。

知人の医者も言っている。

『喫煙者の女性が障害児を産んだら、全資産及びその人権を剥奪されても、全額自己負担で子供の面倒を見させるべき』と。

あのニオイはすぐ髪や服につく。
で、これがなかなか取れない。
あれと同じモノが肺にもつくわけだ。
服は洗えるけど、肺は洗えない。

旧専売公社のバックは財務省なのがまた気に入らない。
煙草会社に天下りさせてる輩が、医療費財政を語る資格はない。
いいかげんにしろと言いたい!

一日も早く税金をバカ高くして、誰も買えないようにして貰いたいもんだ。
ま、やらないだろうな・・・。

スミマセン。
取り乱しまして・・・。
                                                                                    
以下、肺炎の予防策です。

①禁煙
②他人の煙草の煙を避ける
③職場の化学物質汚染に留意する

④自宅や職場に空気清浄器を設置し、可能な限り清潔な空気を吸うようにする
⑤人混みに出るときはマスク着用を
⑥ストレス緩和
⑦定期的な軽体操
⑧健康的な食生活
⑨背骨を適正な状態に保つ
⑩インフルエンザを予防する

いよいよ明日からはトップ3です。

第5位 不慮の事故

5位 不慮の事故     4%

この世に人間として生を受け、老いるまで生きられて、病気で死を迎えられる素晴らしさ。

事故でも自殺でも戦争でもなく、病気で死ねることの素晴らしさ。

永遠の命など存在しない以上、人間として踏むべき順序を踏んだ上で死を迎えられる素晴らしさ。

究極至極の歓びである。

不慮の事故には気をつけたいものだ・・・。
あとは天災ですよねぇ・・・。

さて、対策は・・・。


①飲酒運転はしない

②薬を服用したとき、睡眠不足のときは運転しない
③安全運転 *シートベルトの着用、スピードを出しすぎない
④寝室には一酸化炭素および煙探知器を
⑤ストーブや湯沸かし器は毎年点検する
⑥洗剤等、清掃用品のラベルに記載された注意事項を遵守する
⑦化学製品使用の際には換気に気をつける
⑧空気清浄器や水の濾過装置を設置。フィルターは定期的に交換する
⑨シャワー室およびバスタブに滑り止めマットを敷く
⑩ひとりでは泳がない、走らない、遠出しない

明日は第4位です。

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