こんにちは。
華野小町です。
先週までは、非常に複雑になってしまった現代の食事情についてお届けしてきました。
今回からは、アクションプランをご紹介します。
題して、『小町流Food-Revolution(食革命)』。
管理栄養士として15年。私なりにあれやこれや学び検証して行き着いた、現時点での最適解です。
ジャムおじさんこと、ヤマザキさんにも今春から実践してもらっている内容です。
彼はなんでも、ご自身の寿命を100歳と明確に設定していて、20歳くらいのどなたかに看取られたいのだそうです(笑)。
それを叶えるための食事のあり方を求められて、『小町流Food-Revolution』をガイダンスさせていただきました。
現時点で、体重も減少傾向にあり、彼がもっとも気にしていた目の周りの翳りも薄らいできたようです。
そして何よりも、胃袋自体が以前と比べて明らかに食物を欲しなくなったそうです。
人間誰しも40歳くらいになると、目に見えて胃・腸・肝臓・腎臓などの臓器の機能が低下してきます。
これは、生まれてからずっと働きづめできたわけですから仕方のないことです。
ならば内臓の機能レベルに応じて、摂取する食べ物も減らしていかないといけない。
つまり、一定の年齢を越したら、一日三食のルールに固執してはいけないのです。
朝をしっかり食べなきゃいけないとか、規則正しい時間に食事を取らなきゃいけないとか。
こういうのは成長の盛りにある若い人たちの話です。
ある年齢を過ぎたら、おなかが減っていなければ(空腹感を覚えなければ)何も食べなくていいんです。
そして空腹感を認識したら、体にグッドなものを少量だけ食べる。目安としては腹6分目。
注意すべきことは、ゆっくり食べること。
なぜならば、私たちの脳が満腹感を認識するのは、口から食べ物を摂って20分後だから。
あまりせかせかと早く食べていると、このタイムラグのせいで、必要量以上に食べてしまうからです。
発育途上にある若い人にとっては『食は善』。
シニアにとっては『食は悪』(不適切な食事の摂り方が体に悪さをもたらす・・・という意味)。
それくらいの問題意識を持っていただく必要がある。
と、そんな話をヤマザキさんには口が酸っぱくなるくらいお話したつもりです。
今回はかなり真剣に取り組んでいただいているようでホッとひと安心(笑)です。
ご関心のある方は、ぜひ、『小町流Food-Revolution(食革命)』をお試しください。
ということで、、来週からお届けする『小町流Food-Revolution(食革命)』。
前半の「どう食べるか」と後半「なにを食べるか」で構成していきます。
ちょっとだけ楽しみにしていてくださいネ。
【華野小町プロフィール】
宮崎出身の料理研究家。管理栄養士。
大学卒業後、大手給食会社や医療機関勤務を経て2000年よりフリー。
NPO二十四の瞳では、会員向けに個別食事指導や講演を行っており、『食の女神』として大人気! (by ジャム)