脳梗塞のサインを見落とすな!
今回みなさんにお伝えしたかったは、『脳梗塞の予防には、とにかく自身の身体からくるサインを見逃さない』ということ。今日では食生活の欧米化により、私も含めて動脈硬化が蔓延し、脳卒中の中でも脳梗塞がとくに増加傾向にあります。高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、心房細動(不整脈)、心臓弁膜症などが脳梗塞の危険因子と言われています。これらに思い当たる方は、十分に注意が必要です。
もしも診療を断られたら?
ただし、医師には、治療をしても改善が見込めない場合にはそれ以上の治療をしない方針を取ることもできるという裁量権が認められているため、これを理由に治療を断られる場合はあり得ますが・・・。いずれにせよ、もし診療を拒否された場合には、その理由を納得できるまできちんと説明してもらうことが大切だと思います。
病医院とお役所の共通点って?
果たしていったい、誰がための病医院なのでしょうか???
面会時間…、さて欧米では?
次回も、もうちょっとだけ『患者中心の医療』について考えてみましょう。
新生児との面会時間について…
医者と対峙するということ ~70代女性の膝関節手術を巡って~
今回は、こんなケースを紹介します。
先日、会員さんのお友達が相談があるということで、相談者が入院中の某大学付属病院へ行ってきました。
以下にその内容をご紹介します。
彼女は一ヶ月ほど前、行きつけの大学病院から膝に人工関節を埋め込む手術を奨められたそうです。年明け早々には、手術に先立ち本人の血を1200ccも採るとのことです。入院期間も3週間から1ヶ月と聞かされた相談者は、なんとなく「本当にこのまま手術を受けていいものか」と感じているそうです。
私は直感的に、直接主治医から話を聴く必要があると思いました。そもそも相談者の女性はかなり細く、体重は40kgもなさそうです。つまり、基礎体力があるようには見えなかったのです。そんな70歳半ばの身体から1200ccもの血を抜き取っても支障がないものなのか。それに、ご本人から聞く限り、左膝の痛みの度合い・頻度とも、ここ1年は安定しているとのことでしたので、果たして大掛かりな手術をすることがベストな道なのかどうか確認する必要があると考えたわけです。
いろいろと話していると、主治医が本日の夕方から当直勤務に入るとのことで、成り行きで、いきなり主治医と会話を持つことになってしまいました。18時過ぎ、看護師を通じて主治医への面談を申し入れたところ、15分くらいして、私と同世代くらい(?)でモサァ~っとした感じの主治医(男性)がやってきました。早速、相談者にとっての手術の必要性とリスク、特にかなりの量の採血に体力的に耐えられるものかどうかを尋ねてみたのですが・・・。
果たして、主治医からの説明はこうでした。
①万一に備え、輸血用に本人の血液を1000cc~1500cc確保しておくのが今の標準。
②膝関節手術は技術進歩しており、まず失敗の心配はないと思う。
③手術については、過日患者に対してインフォームドコンセントを済ませてある。
みなさんは、この説明、どう思われますか?
私はこの医者と話して3分もせぬうちに「こりゃ見込みがない」と判断しました。
(1)まず、彼は私の質問にひとつも答えていない。
(2)一般論を持ち出して、患者固有の要因に配慮していない。
(3)まず手術ありきで、手術による副作用や合併症等のリスクに一切触れていない。
主治医が出て行った後、相談者に聞いたところ、「インフォームドなんとかってぇのは何なんですか?」。
これがわが国の医療現場の哀しむべき実情です。こういうのはインフォームドコンセントとは言いません。手術への誘導です。
その後、相談者に対して、私の母がこんな状況下にあったとしたら、彼の上級医に申し入れて別の道を探し始めるという話をしました。それが面倒というのであれば、転院するのもいいでしょうねぇ・・・と。
で、結局は、この相談者の『退院申入れの手続き』、『他の整形外科医の紹介』をやらせていただくことに決まりました・・・。
とにもかくにも、少しでも納得のいかない部分があったら、決して手術なんぞ軽はずみや流れで受けないことです。だって、現時点で取り立てて痛みがないんですからね。
ではまた。
医者の技量が一発でわかる方法とは
私どもの会員はもとより、多くのシニアから頻繁に尋ねられる質問があります。
「私にとっての良いお医者さんとは、とにかく『診立て』がしっかりとしていることです。これってなかなか見分けがつきませんよねぇ・・・。なにか見分ける方法はないものでしょうか」。
まず、ご自分にとっての『いい医者』の定義が明確になっている点がすばらしい!
これって極めて重要なことなのですけれども、なかなかできていない方が多いのです。
みなさんも、是非一度、ご自身にとって『良い医者』とは具体的にいかなる医者なのか、じっくりと考えてみてくださいね。
で、医者の『診立て』。つまり、診断力のチェック方法についてです。
診立てとは、視診・問診・触診によって患者さんを苦しめている症状のもとになる疾患を特定することです。場合によっては検査をして科学的なデータをも判断材料とします。この『診立て』に基づいてそれ以降の治療方針や具体的な処方が決められていきますから、きちんとした『診立て』のできる医者に診てもらうことは極めて重要ということになります。
さて、診立てのできる医者か、できない医者かを見分ける方法があるものでしょうか?
これが相談者の質問です。
結論は、「あります!」。
私の先輩の医者たちが言うには、診立てでもっとも難しいのが風邪だそうです。
従って、風邪の診察をきっちりとできる医者は、技量レベルが高いと思ってまず間違いないそうです。
具体的には、あなたが「風邪かもしれない・・・」ということで診察室に入ったとき、その医者の取る行動を以下のチェックリストに照らしながら観察してみてください。最近では“適当な”診察で済ませてすぐ薬・・・という医者が多い傾向がありますが、最低7点取れれば、そんなにいい加減な医者ではないと思っていいでしょう。
【診立てのできる医者を見分ける10のチェックポイント】
ちなみに、最悪のパターンもご紹介しておきましょう。もしもこんな医者に当たったら、二度と行くのはやめるべきです。ハッキリ言ってお金と時間の無駄ですから。
【典型的なチャラ医(チャランポランな医者)の診察風景】
あと頓服薬も出しておきますから、熱が上がって辛いようであれば飲んで下さい。
水分と栄養をよく摂って、安静にしていれば心配ないでしょう。
検査を受ける際の理想的なやりとりは?
こんにちは。
ジャムおじさんです。
さて今回は、検査を受けるときに、医者とこんな会話をすることが望ましいですよ・・・というサンプルをご紹介します。
もしも、現在なにかしらの検査を控えていたり、勧められている方は、ぜひ参考にしてみてください。
で、あなたの質問を面倒臭がったり、あいまいな返事しかもらえない場合には、速やかに病院を代える勇気を持つべきでしょう。
すから、ひとり平均200例ぐらいです。●●先生をはじめ、みな経験5年以上の経験があるベテランですよ。
なケースはありませんでした。
き破ったり、裂け目を作ってしまうなどです。 けれども、万一の場合には、心臓外科としっかりと連携を取っているの
でご安心いただいて結構です。
す。不測の事態があったとしても、心臓外科医が不在で手の打ちよゔないということが決してないようにしています。
こんなすばらしい対応をしてくれるお医者さん、どこかにいないものですかねぇ・・・。
さいごに、胃の検査を受ける際の注意事項を3点挙げておきます。
日本人の死因のトップである胃がんの他、胃潰瘍、胃炎、十二指腸潰瘍など、胃は「成人病の巣」です。
①集団検診でのレントゲン撮影には過度の期待をしない。
ではまた。
具体的な検査方法の確認とは
次回は、検査を受ける際の医者との理想的なやりとりをご紹介します。