理性こそが人間の存在理由
デカルトの『方法序説』を読んだ。もちろん、飛ばし読み…。
明るく無邪気な赤ちゃんが、生まれ育つ環境によって歪んでしまう。家庭内のごたごた、両親の夫婦喧嘩、兄弟親族間のののしりあい。母親のヒステリー、父親の背信、友人の裏切り。家庭や隣近所の無神経さ。メディアから垂れ流される暗くて残忍なニュース、低俗で俗悪なテレビ番組の数々。
こうしたネガティブの嵐が無垢な私たちの心をを容赦なく突き刺す。素直な人ほど悪影響をダイレクトに受け、スポンジのように吸収してしまう。こうして、本来はまっすぐだった性格がいつの間にかひねくれ、悲観的で疑り深く、不安で憂鬱で破滅的な性格に毒されてしまう。ネガティブな感情には理性で対応する。
理性とは、直面した悲劇を分析して割り切るための能力なのだ。
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