クールな老後を手にするための10の知恵【その1】
クールな老後 10の掟
今こうしている瞬間にも、日本じゅう至るところでシニアの身にさまざまな哀しい状況が起こっている。つぎはアナタの番かも知れない。本当に複雑でわかりづらいこの国で、一〇〇歳まで円滑に暮らしていけるよう、面倒なことは一切合財、私たちが引き受けて差し上げたい。そう思っている。そうなればもう、忙しいお子さんたちに気を遣いながら助けを求める必要はない・・・。
この章では、クールな老後を送るための最重要ポイントを再確認してみよう。思うに、「歳をとったら、あんな老人になりたいなぁ」と若い人たちから憧れられてこそ、真のクールな老人ではないか。そんな潔い老後と最期を目指すあなたには、私ども『二十四の瞳』が信頼のパートナーとなることをお約束します。どうかくれぐれも、「あんな老人にだけはなりたくない」と言われないように。
私たちは、クールな老後の味方です。
その1 アンタはどこの誰なのか、常にハッキリさせておけ
まず、クールな老後を送る上での基本中の基本中の基本。それは、「一体アンタはどこのだぁれ」ということだ。クールな老人は、とにもかくにも他人様に迷惑をかけてはならない。はっきり言って、人間いつどこでどうなるかはわからない。高齢になればそれだけリスクも高くなる。外出時に万一のことがあったとき、運よく善意の道行く人が助けてくれたとする。その時、アンタが誰なのかがわからなかったら、彼らに大変な面倒をかけることになってしまう。
マイ救急病院とは、何かあった場合に運んでもらいたい救急病院のことである。家系的に罹患する可能性が高い診療科あれば、その科目が充実している大規模病院を予め決めておこう。あなたの親が脳梗塞になっているのであれば、あなたも脳梗塞を患う可能性が高い。ならば元気なうちから脳外科を擁する病院をチェックしておきたいものである。
で、何でもいいから一度外来で診療を受けておきたい。そうすることでアナタのデータが残り、救急搬送の受け入れを拒否される確率が大幅に減るからだ。あと、医療機関名だけでは意味がない。自分が診てもらった医者の名前は必須である。
だから、クールなアナタなら、以下について紙に書いてまとめ、お財布にでも入れておくように。これは今すぐ実行して欲しい。口を酸っぱくしてこう言っても、なんだかんだ忙しさにかまけて実行する人は1割もいないからイヤになってしまう。ったく、もう!
【常に携帯しておきたいアナタの情報】
●氏名、フリガナ
●住所、電話、生年月日●緊急連絡先(氏名、続柄、電話番号)
●かかりつけ医(医療機関名、医師名、電話)
●マイ救急病院(医療機関名、かかったことのある診療科、医師名、電話)
●既往症
マイ救急病院とは、何かあった場合に運んでもらいたい救急病院のことである。家系的に罹患する可能性が高い診療科あれば、その科目が充実している大規模病院を予め決めておこう。あなたの親が脳梗塞になっているのであれば、あなたも脳梗塞を患う可能性が高い。ならば元気なうちから脳外科を擁する病院をチェックしておきたいものである。
で、何でもいいから一度外来で診療を受けておきたい。そうすることでアナタのデータが残り、救急搬送の受け入れを拒否される確率が大幅に減るからだ。あと、医療機関名だけでは意味がない。自分が診てもらった医者の名前は必須である。
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