よくある相談事例
それでは実際に、私どもに寄せられるよくある相談について見てみよう。5年間の相談活動を通じて、医療や福祉関連を中心に、だいたいシニアからの相談案件というのは限られた範囲に収まるものだということがよくわかった。ここに挙げたのは、例年相談件数が上位にくるものばかりである。
【医療】
●突然退院勧告され、転院先を探さなければならない・・・
●通院圏内でリウマチ科がある病医院を教えて欲しい・・・
●処方される薬が多すぎて困っているのだが・・・
●治療に納得できない。治療費を返金してもらいたい・・・
●がんの摘出手術を勧められているのだが・・・
●カルテや検査データを円滑に入手する方法を教えて欲しい
●通院が困難。往診してくれる医者を探したい・・・
●認知症にだけはなりたくない。予防法を学びたい・・・
●いまの自分に適した食事や運動のメニューを学びたい・・・
【介護・福祉】
●介護保険を利用したい。手続について教えて欲しい・・・
●障害者認定を受けたい。手続について教えて欲しい・・・
●現在利用している介護事業者を変えたいのだが・・・
●予算内で入居できる高齢者施設を探して欲しい・・・
●認知症の父のこれからについて相談に乗って欲しい
●遠距離で独居で暮らす母の緊急時対応を考えたい・・・
【お金・法律・葬儀】
●悪徳商法に引っかかってしまった。さぁ、どうしたら・・・
●カード会社から身に覚えのない請求書が送られてきて・・・
●配偶者が亡くなった。さて、相続の手続はどうすれば・・・
●気軽に相談できる弁護士を紹介して欲しい・・・
●葬儀に無駄な費用をかけたくない。極力安く済ませるには?
いかがだろうか。みなさんも思い当たることがあるのではないかと思う。最近の傾向としては、「かかりつけの病医院への疑問を抱いての相談」、「お金をかけない葬儀の段取り」、「最低予算での施設探し」が圧倒的に多い。
『二十四の瞳』の活動趣旨は、納得がいかないままにお金と時間を費やしている、医療・介護・葬儀の利用者の権利を徹底的に擁護することである。相談者の立場で病医院や事業者との折衝に当たり、不当な不利益を被らずに済むようサポートしているのである。
お子さんと離れて暮らしている高齢者世帯では、暮らしの中で困りごとが生じてもついつい我慢してしまい、結果的に大きな問題になってしまうことが多々あるもの。私たちはそんな不安や心配を低減すべく、「いつでも・なんでも・気軽に相談できる」ホットラインを提供している。
みなさんからの多岐にわたる相談に対して、最初の段階で、極力、解決の糸口や方向性を提示できるよう、地域情報や医療福祉分野に詳しい社会福祉士という国家資格者を第一次窓口として確保。専門知識に加えて、高齢者とのコミュニケーションについても教育を受けた人材が対応させていただくため、ご家族に相談する(グチる)ように、遠慮せず気軽に相談していただけると自負している。
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