シニアたちへの提言 ~クールな老後のすすめ~
人間の幸不幸は、環境ではなく心(脳)が決定するものです。
春は花粉が多くて大っ嫌い。
夏は暑くてかなわない。
秋は台風シーズンで雨ばっかりだから憂鬱だわ。
冬は寒くって凍えちゃうからイヤだイヤだ。
環境や他者に泣き言や憎まれ口を言ったところで何も始りません。
こんなふうに心が振り回された状態では自らの苦悩は解決できないのです。
生きていればいろいろな出会いがあるもの。
春の桜、夏の海、秋の紅葉、冬の雪景色。
四季折々のなかで、素晴らしい出会いがあなたを待っています。
ちょっとイメージしてみてください。
春は色鮮やかに咲き乱れる花に恋を予感し、
夏は思い切り心を解き放ち、
秋はシックに愛を語り、
冬は暖炉の炎に希望を見る・・・。
生老病死という人生の険しい坂道だってそう。
心が強ければ悠々と乗り越えていくことができるのではないでしょうか。
四季折々の景色を楽しむかのように。
祝福の中に生まれ希望の時を生き、
老いに連れさまざまな経験とともに円熟し、
病いを得てそれと共に生きる知恵を学び、
やがて万事を次世代に譲り自然の摂理に従い静かに去っていく・・・。
生きましょう。
死にたいなんて思ってはいけません。
熟年ライフを明るく楽しく自分らしく過ごしていくために、
心のストレスを巧く解放していきたいものです。
以下、ご参考になさってみてください。
脱ストレスの6大条件
①安全快適な生活環境
②社会貢献
③知的成長
④余暇の生き甲斐
⑤心身頭の健康
⑥社交
今回からしばらく、シニアのみなさんにメッセージを綴ってまいります。
長生きすることと引き換えに私たちが背負っていかねばならないこと。
国も自治体も子どもも当てにはできないという現実。
そう。私たちシニアは、本当の意味で自律していかなければならないのです。
残念ながら、もはやニッポンにはシニアを支えるだけの意思も財源もありません。
だから・・・。
一日でも早く、自分の幕引きを自分でするための準備に取りかかることです。
そのための具体的なアクションについて、私なりのメッセージをお届けしていきたいと思います・・・。