独立と成功の条件
福沢諭吉の基本思想第2弾。
人間が持つ5つの基本要素は、身体・知恵(思考)・情欲・良心(理性)・意志(決断力)。
この5つを自在に扱うことが独立と成功の秘訣。
理想と能力のバランス。
高い理想を描くには常に能力を磨く努力が必要。
人生の棚卸し→能力点検→自己管理能力と計画性の向上
能力向上には見識を高めよ。観察(Observation )推論(Reasoning )読書議論(Discussion)
演説(Speech)→判断力が高まり、氾濫する情報の取捨選択ができるようになる。
人は判断力に欠けると他人の考えに流されやすくなる。
うわべだけを整えようとしても、不足している本人の能力は埋まらない。妬み羨みなどの怨望に支配されちゃう。品格の欠如だ。
自分自身の品格を高め、真の独立者となるために、しっかりとした見識を持ち、判断力を養おう。現状に満足することなく、より高い精神レベルを目指して前進しよう。
人望。大切なのは明るい態度とハキハキした挨拶。人の信用を得るには、コミュニケーションの清潔さが大事なのだ。旧友を忘れず新しい友を求め、豊富な人脈で新たな知識と交わり、心の働きを活発にしよう。品格と人望あればこそ、人から信頼され期待されるもの。社会における独立者のあるべき姿である。
社会での活動には、大きく「個人」と「団体」の2つがある。
一個人として安定した生活を求めたり、団体として利益を追求したりすることは独立者の務めではない。
独立者は社会全体の利益のために働くことが大切。社会貢献こそが独立者の義務だ。
そして…。
現代社会に我々の活動の跡を生き生きと遺し、人類の財産として後世に伝えること。