NPO法人 二十四の瞳
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わたしの目標

Stop the Junk! (ジャンクフードを撲滅せよ)

経済的利益に基づいて動く食品産業界は、私たちが自らの健康管理に役立つ情報を得るたびに、自社の不利にならぬよう情報を操作してきた歴史がある。 

1990
年代以降、私たちはカロリーの過剰摂取が肥満を引き起こすと教えられてきた。その後、肥満の主な原因が食事に含まれる脂肪の量であることに私たちが気づくと、食品会社は低脂肪や無脂肪の商品を発売し、「これでもう体重を増やさずに好きなだけ食べられる」と宣伝した。


さらには、もともと脂肪など含んでいないキャンディーやプレッツェル等の商品パッケージまで変え
て、健康的な脂肪ゼロの新商品を開発したように思わせた。

しかし、これら低脂肪あるいは無脂肪の商品には、極端に砂糖と炭水化物が多いことは私たちは
伝えられずにきた。そして、砂糖や炭水化物は、体内で消化されると脂肪に変わること、さらに長い目で見れば、以前の太る商品より身体に悪い、中毒性のある化学調味料がふんだんに加えられていることも伝えられなかった。

その結果、
1990年代後半から、低脂肪・無脂肪食品の売上が伸びるのと比例して、過体重や肥満の人が着実に増えていったのである。

そして今日、私たちの多くはあまりにも忙しすぎて、新鮮な材料のみを使って食事の準備をすること
などできやしない。そこでやむを得ず、一部または完全に調理された食品、つまり、脂肪や砂糖、ナトリウムや中毒性のある化学調味料をたっぷり使って加工された食品を購入している。

現代にはびこる悪しき食生活を改めなければならない理由をご理解いただけただろうか。
ではどのよ
うに変えていくのか。次回からは、この点についてお届けしたい。
 
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ジャンクフード(junk food)とは、エネルギー(カロリー)は高いが、他の栄養価・栄養素の低い食べ物のこと。具体的には、ファストフードのハンバーガーやドーナツ、ポテトチップスやポップコーン等のスナック菓子全般を指し、単に食感を通じた快楽や満腹感を目的とする食品の総称。

口当たりが良いこと、少量でもカロリーが高いことから、摂りすぎによってこれまでは成人病の一傾向であった肥満や糖尿病等の若年化が生じ、生活習慣病の原因になるとされている。
「ジャンク」(junk) とは、「がらくた」・「屑」の意味。

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