モチベーションを高めるための心理学的アプローチ
私たちの毎日はイヤなこと、面倒なこと、厄介なことの連続だ。そんな過酷な状況においても上手くモチベーションをコントロールできればすばらしい。これが今回のテーマ。
私たちが生きる人生には絶対的な3つの法則がある。
これに加えて、現代を生きる私たちに不都合なことが更に三つ。
こんな状況でモチベーションを維持しろっちゅうほうが無理ではないか。
でも、それは私のような凡人に限ったことではない。過去を生きた偉大な人たちも同じ。
智に働けば・・・・・とかく人の世は住みにくい(漱石)
先週行った静岡でも、徳川家康のこんな言葉を教えてもらった。
人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くが如し。
「重荷」とは、理想と現実のギャップのこと。250年に及ぶ泰平の世の意礎を築いた家康公をして、「人生とは、どうにもならないギャップを埋めるための道程」と言わしめた。
もちろん、この感覚は日本特有のものではない。聖書についで、もっとも多くの国で出版され、多くの文学者から史上最高の傑作と称えられる『ドン・キホーテ』。作者のセルバンテスは、ラ・マンチャの騎士の口を借りてこう言っている。
人間にとって本当の狂気とは何か。
私たちは、過酷な現実を突きつけられても尚、それを一旦受けとめた上で、マイナスをプラスに、ネガティブをポジティブに、意気消沈を意気揚々に、転化させていきたいもの。心を折ってはならない。この世にたったひとりの自分を、たった一度しかない人生を、ほんの一瞬の今この時を本当の意味で生きるために。