私自身のためにも社会福祉士の社会的認知度を高めたい
このレポートは、社会福祉士の収入とステータスとを底上げすることだけを祈りながら書き上げてみた。なぜなら、先述の調査結果で見ると、この私が上澄みの1.2%に入っていることが判ったから。共に通信教育に学び、共に合格した仲間たちを見渡すと、確かに私の市場アプローチは一風変わっていた。
しかし、みなと変わっていたからこそ家族5人を養っていけるだけの収入に恵まれたのかも知れない。そう考えたのである。福祉の最高峰の資格を引っ下げて、仲間はみんな福祉の世界に進んでいった。それも殆どの奴が特定の福祉施設や介護事業者に。
一方、私は福祉ではない一般市場に舵を取った。何人かの社会福祉士の方々にお会いして「こりゃ少々違うな」と感じたのもあるが、それは本質的な答えではない。答えは明快で、福祉の資格を武器に福祉の世界で勝負しようとしても全然目立たないからで、これに対して、福祉の「フ」の字も知らない一般産業界に行けば、少なくともオヤッとは思われると考えたからだ。職場デビューの際に多少なりとも注目を持ってもらうことは価値がある。その他大勢との差別化が図れるからである。
もう一度言おう。社会福祉士の社会的認知度が低いのは、ズバリ、経済的成功を収めている者が少ないから。そしてこの私は、社会福祉士の社会的認知度を上げることこそが自分のミッションだと真剣に考えているのである。
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