加工食品業界の許しがたい真実
★『セブンイレブンのおにぎりに勝つために、物心がつくかつかないかの年頃の子どもたちの食生活にハンバーガー文化を浸透させなければならないが、わが家系の孫たちにはあまり食べて欲しくはない。』 (日本最大のファスト フードチェーンの前社長)
★『かつて雪印さんが大変なことをやってしまったが、そもそも、牛乳というヤツは売っていて気持ちのいいものじゃない。我が家はもっぱら豆乳を愛飲してます。』(雪印ではない大手乳業会社の部長)
★『今日、フォーカスグループで新商品の試食会をやったんだけどね、みんな、ここまでどうやってやって来たのかと思うほど大儀そうに、肥えた身体での モサモサと会場に現れるんですよ。あの人たちの体重が、あと5kgずつ増えることで今期のノルマが達成できるのかな、そしたらご褒美のハワイ旅行だな・・・なぁんて考えてしまうんだよねぇ・・・。』 (世界最大のフライドチキンチェーンの日本法人の取締役)
★つまり・・・。もっとも熱心に売っている本人は、決して自社製品を食べない!
ジャンクフード文化のもっとも恥ずべき点は、もっとも熱心な販売者本人が、プライベートでは、自身も含めて、愛する家族には自社商品を極力避けさせているということである。
人体が肥満にならずに一日に消費できるカロリーは、私の場合で、2200~2400カロリーに過ぎない。一方で、タンパク質、ビタミン、ミネラル、健康に良い脂肪の所要量は摂らねばならない。ところが、大半のファストフードの食事は、実に1000カロリー以上あり、必須ビタミンやミネラルは殆ど含まれていない。
しかしながら、こうした食物がもっと悪いのは、含んでいないものではなく、含んでいるもののためである。健康的な食事とは、カロリーの20%が脂肪で、残りの80%は炭水化物やタンパク質であるべきだが、味をよくするために必要以上に脂肪比率が高くなっているのだ。
例えばマクドナルドのビッグマックは、たった一個で810カロリーあり、そのうちなんと490カロリー(55g)が脂肪である。Mサイズのフライドポテト(450カロリー、脂肪22g)をつけなくとも、脂肪55gというのは成人丸一日の所要量であり、一種類の食物から摂るべき量ではない。
ところが、同社が標準的な固定客と位置づけているのは、一週間にハンバーガー3個とフライドポテト4袋を食べている人たちなのである。
また、牛乳が健康に及ぼす悪影響(骨粗鬆症、成長ホルモンや抗生物質に起因する伝染病やガン)は、2000年くらいから関係者の間では広く知られているにも関わらずメディアではさほど取り上げられていない。