加工食品業界の許しがたい真実

『セブンイレブンのおにぎりに勝つために、物心がつくかつかないかの年頃の子どもたちの食生活にハンバーガー文化を浸透させなければならないが、わが家系の孫たちにはあまり食べて欲しくはない。』 (日本最大のファスト フードチェーンの前社長)
『かつて雪印さんが大変なことをやってしまったが、そもそも、牛乳というヤツは売っていて気持ちのいいものじゃない。我が家はもっぱら豆乳を愛飲してます。』(雪印ではない大手乳業会社の部長)
『今日、フォーカスグループで新商品の試食会をやったんだけどね、みんな、ここまでどうやってやって来たのかと思うほど大儀そうに、肥えた身体での モサモサと会場に現れるんですよ。あの人たちの体重が、あと5kgずつ増えることで今期のノルマが達成できるのかな、そしたらご褒美のハワイ旅行だな・・・なぁんて考えてしまうんだよねぇ・・・。』 (世界最大のフライドチキンチェーンの日本法人の取締役)
つまり・・・。もっとも熱心に売っている本人は、決して自社製品を食べない


ジャンクフード文化のもっとも恥ずべき点は、もっとも熱心な販売者本人が、プライベートでは、自身も含めて、愛する家族には自社商品を極力避けさせているということである。


人体が肥満にならずに一日に消費できるカロリーは、私の場合で、
22002400カロリーに過ぎない。一方で、タンパク質、ビタミン、ミネラル、健康に良い脂肪の所要量は摂らねばならない。ところが、大半のファストフードの食事は、実に1000カロリー以上あり、必須ビタミンやミネラルは殆ど含まれていない。

しかしながら、こうした食物がもっと悪いのは、含んでいないものではなく、含んでいるもののためで
ある。健康的な食事とは、カロリーの20%が脂肪で、残りの80%は炭水化物やタンパク質であるべきだが、味をよくするために必要以上に脂肪比率が高くなっているのだ。

例えばマクドナルドのビッグマックは、たった一個で
810カロリーあり、そのうちなんと490カロリー55g)が脂肪である。Mサイズのフライドポテト(450カロリー、脂肪22g)をつけなくとも、脂肪55gというのは成人丸一日の所要量であり、一種類の食物から摂るべき量ではない。

ところが、同社が標準的な固定客と位置づけているのは、一週間にハンバーガー
3個とフライドポテ4袋を食べている人たちなのである。

また、牛乳が健康に及ぼす悪影響(骨粗鬆症、成長ホルモンや抗生物質に起因する伝染病やガ
ン)は、2000年くらいから関係者の間では広く知られているにも関わらずメディアではさほど取り上げられていない。

社会福祉士の仕事とは…

 ところで、社会福祉士とは本来どのような仕事に就いてきたのだろうか。極論すれば、従来の社会福祉士が携わってきた仕事のひとつの結果が、先述のデータ(社会福祉士の年収)と言うことができる。これは否定できない事実ではないか。そこで、社会福祉士の定義を紐解いてみよう。

 「社会福祉士及び介護福祉士法」には、社会福祉士とは「専門的知識及び技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業とする者」とされている。

 具体的には、上述の施設・病院等における「相談・援助業務」となっている。この中で強いて社会福祉士としての役割を正当に発揮できる場所を探すとすれば、恐らく医療機関くらいであろう。何度も言っているように、これらの中で社会福祉士の数がいちばん少ない筈だから。そこに在籍すること自体で他との差別化が図れる。そしてまた、これらの事業体の中でかろうじて世間並みの賃金を払えるだけの体力を持っているのは医療機関しかなさそうだから。

 しかし、私が直感的に思ったのは、医療や福祉という狭いスパンで社会福祉士の活動機会を模索することは得策ではないということだ。おそらくそういった世界固有の価値観や慣習から脱することができない。もちろん待遇面も含めての話だ。医療や福祉の世界では、結局ドクターでない限り、いかに高いパフォーマンスを示そうと看護師は看護師、ヘルパーはヘルパーでしかなく、それなりの報酬しか手にすることはできない。

 よって、先述の定義に縛られている限り、社会福祉士の経済的・社会的発展は見込めないと私は思う。「類は友を呼ぶ」ではないが、下世話な言い方をして恐縮だが、儲かっている人とつきあわないと、自分が儲かるということはないのである。だから、儲かっている事業体、成功している事業体との接点を持たなければならない。となると、自ずと視線は一般民間企業に向けざるを得ない。しばし考えた挙句、私は社会福祉士なるものの定義・解釈を若干アレンジすることに決めたのだった。

相続:小規模宅地特例&特定居住用宅地特例3

Q:
昨年(平成23年)、相続時に小規模宅地の特例を申請し家屋及び土地を取得した。この特例を活用する際に、被相続人には同居の者はおらず、借家住まいであった私が遺産分割により相続した。
が、実際取得したものの職場までの距離が遠くなってしまうこと等デメリットの方が多く売却したい。売却しても問題ないか。
また、親族に売却する場合、市場価格の何割程度の譲渡価格ならば税務署に贈与と指摘されずに手続きできるか。

A:
相続で取得したということは、所有権を取得し、登記もしているということ。
ならば、これを売るのはあなたの自由。一切問題なし。
税務署が贈与と見なさない額については、税務署に聞くべき。
あなたの顧問でもない一税理士が何かを言って間違いがあるとご迷惑をかけるので…。

サービス業における付加価値とは

今後ますます、医療業界においても生き残っていくためには高い価値を提供することが求められてくるだろう。では、価値とは一体なんだろう。昨年亡くなられた日本マクドナルドの藤田会長からの教えを引用すれば、「付加価値=商品力÷価格」で表すことができる。 

サービス業である医療機関であれば「付加価値=サービス力÷価格」となる。商品やサービスが一定であれば、価格が安いほど価値は高い。逆に、価格が一定であれば、サービス力が高ければ高いほど価値は高いということだ。わが国の医療システムに当てはめるならば後者となる。
では、医療機関におけるサービス力とは何か。勿論、診療行為そのものが本質であることは否定しないが、先述したように、それが全てと考えるのはリスキーだ。診察・治療以外に、「接遇」も「内装」も「立地」も「企画」もサービス力の重要な構成要素である。

接遇:もし自分が患者だったら、して欲しいと思うような言動を徹底してやる
内装:患者の不安や苦痛を少しでも和らげるような環境提案。清潔であることは大前提。
立地:便利な場所を安く借りることで、価値は一気に高まる。
企画:明確な自院のコンセプト表現や各種催し物の提供。

これらをひとつひとつレベルアップしていくことこそが、今の医療機関に求められていることではないか。(続く)

ネガティブ感情が寿命を絶つ


精神神経免疫学という学問がある。
そこでは、『マイナス感情が免疫力を低下させる』ことが検証されている。

免疫の低下は身体を蝕み、脳を破壊する。

心配・不安・怒り・悲しみ・絶望・恐怖・憎悪・暗欝・・・。
これらは心身を病ませる元凶だ。
ハーバード大学からは、こんな実験結果が報告されている。
     
人に冷やしたゴム管を咥えさせる。
呼吸の中のガス体は液状化して、薬液に流れ込むしかけがしてある。

怒っている人からは褐色の沈殿物が生じ、悲しんでいる人からは灰色の沈殿物。

これらをネズミに注射すると、狂ったように暴れだし、やがて死んだ・・・。
つまり、マイナス感情は毒性を持っているのだ。 

例えば、学校のテスト。
米国人は60点でもグッドと言い、日本人は80点でもまあまあと言う。

意識的にうまくいった部分にフォーカスしようじゃないか。

モチベアップの前提条件3

③心の拠り所を持つこと
 
時間が有限であることを認識し、明確な目的を打ち立てたとしても、人間やはり落ち込んだり迷ったりすることはあるもの。そんな辛く苦しいときに、無条件に自分を支えてくれる何かを持っている人は強い。心の拠り所は、やっぱり、ないよりあったほうがいい。愛する人、尊敬する人物、心の友、本、言葉、音楽。何でもいい。
 
宮沢賢治の話をする。3.11大震災で被災された方たちへの応援メッセージとして頻繁に使用されたのが、賢治の『アメニモマケズ、カゼニモマケズ』。花巻から岩手に出て多くのことを学び、故郷への貢献という大志を抱いて戻った賢治に故郷は冷たかった。この詩は、そんな賢治が唯一の理解者であった妹を失い、その後自らにも死が迫っていることを知り、死への恐怖から生み出した作品である。

妹を看取った賢治は、押入れの布団の中に身を捻じ込んで三日三晩号泣したという。そして残り少ない時間を、妹の幻影と日蓮宗を心の支えに多くの作品を書き続ける。『アメニモマケズ、カゼニモマケズ』の最初と最後には、明確に「南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経」と記されている。孤独と死への恐怖と戦いながら生きた証を残した賢治。生前まったくといっていいほど評価されなかった作品が、賢治の死から80年を経て、今、悲しみのどん底にいる東北の人たちを励ましているわけだ。

時が有限であることを認識し、その限られた時間に何を果たすべきかを明確に描き、それを実現するんだという意思を継続させるための心の拠り所を手にすることで、私たちは心の引き出しからモチベーションを手繰り寄せる可能性が格段高まるはず。

化学調味料の弊害

身体が必要とするビタミンとミネラルの欠落
短期的には、過体重・肥満の他、情緒不安定、イライラ、活力不足、関節痛、視力聴力の低下、偏頭痛、胃の不快感、慢性疲労、落ち着きの欠如・・・。
★中長期的にはガンや心臓病を誘発する。

人の身体は、13種類の必須ビタミンを毎日摂取する必要がある。その多くは体内では作ることのできないもので、それらのビタミンは、ある種のミネラルとともに、私たちの体内で毎日行われている何百万という化学反応を維持するために欠かせないものである。


一日に数種類の新鮮な野菜や果物を食べれば、こうしたビタミンは必要量摂取できるし、そもそも
私たちの身体は、種類の違う天然の食物を欲しがるようにできているものである。

ところが、過体重や肥満の人たちの殆どは、彼らが食べている、化学物質で味つけされた加工食
品や
ファストフードのせいで、身体が必要とするビタミンやミネラルの最低所要量すらも摂れない生
活が延々と続くのだ。

これらの欠乏は、短期的に見ると、情緒不安定、活力不足、関節痛、視力や聴力の低下をはじめ、
これまでの医学が加齢とともに受入れるように説いてきた様々な疾患となって表れる。
uまた、中長期的には、ガンや心臓病といった重大な病気を引き起こす。

私が社会福祉士になった極めて不純な動機


 さて、私自身のことを書いてみる。私が福祉の世界に関心を持ったのが1999年の夏頃で、ちょうど介護保険前夜のことだった。この年を以って最初に勤務していた外資系コンピューターメーカーを退社しようと決めていた私は、次の進路をどうすべきかを考え、様々な業界のスタディに時間を割いていた。当時は既にバブルも弾け、景気は安定的に(?)停滞していた時代であり、日経のトレンドウォッチャーでも数少ない成長分野が、「IT、環境、福祉」であった。それから1年余りでITバブルも弾けてしまうから、実際には環境ビジネスか介護ビジネスしかなかったと言えるだろう。

 で、私はハードルが低そうな福祉を選ぶ。福祉にも、「高齢者」と「育児」があったのだが、パイの大きさから前者に絞る。同時に、各業界のトップ企業のホームページを徹底的になぞると、かなりの企業が「少子高齢化による市場構造の変化」とか「地域高齢社会への貢献」とかを謳っており、特に大手総合商社が医療福祉分野に戦略投資をするようなことが記されているのを見て、私の心の中で、進むべきはヘルスケアという基本方針が固まったのだった。

 幸い学生時代の仲間に医者がかなりいたので、何人かに会って話してみると、話題は専ら「介護保険」であり、彼らも医療保険に続いて約40年ぶりに創設されることになった国民皆保険制度について、情報武装しなければならない時期だった。38歳であった私は、医師になるために必要なコスト・時間・労力を聞くに及び、あっさりと断念。ならば福祉はということで、本屋で立ち読みしてみると、社会福祉士という、当時の私には得体の知れない資格に出くわしたというわけだ。

 「医療界のトップが医師ならば、福祉界のトップは社会福祉士」とある参考書には記載されていた。医師が実際には一職人であるのに対して、社会福祉士は、わが国の縦割り行政の結果もたらされた、利用者にとって使い勝手の悪い保健・医療・福祉を有機的に結びつけて・・・等という高邁な機能をも求められるハイグレードな資格なのだ。そのすっごい資格を、大学時代に福祉系を出ていない私でも、通信教育で最長でも2年あれば取得できる可能性がある。

 医学部に入ったとしても6年を拘束されるわけだし、さらには、医者の中で「俺は医者だ」と言っても価値は低いという点を考えれば、社会福祉士って結構魅力的だなぁ等と考えたのである。少なくとも、医者連中もその時点では知らない介護保険なんぞを指導してやる側に回れるチャンスはあると感じたのである。そして、当時は大ブームだった介護保険で「宝の山」を夢見た私は、実に不純な動機で、社会福祉士の国家試験を受験するための通信教育課程に進むことになった・・・。


 1999年12月から翌年2月までの3ヶ月間は、転職活動および社会福祉士養成校の入学試験が重なり、実に充実した時間を過ごした。介護保険ブームの中で福祉系の資格も大人気となり、何と通信教育を受講するために論文による足切りがあったのだ。私が通った学校もその年から定員を倍の600名にしたにも関わらず、500名余りのひとが論文審査で門前払いとなっている。

 2年間で約70万円の学費を納め、50本のレポート提出、2ヶ月間の夏期スクーリング、1ヶ月間の現場実習を経て、国家試験に至る。社会福祉士の国家試験は例年1月の最終日曜に行われるが、私の場合は、年明け元旦からの25日間でボーダーラインの90問(全150問)をクリアした。記憶カードによる短期集中学習法で、満点ではなく6割を獲りにいった。もちろん、通常の勤務を続けながら。

 因みに転職先は、知る人ぞ知る医療福祉特化型の独立系コンサルティングファーム。医療福祉ビジネスのコンサルティングを手がけたいという主旨で、シンクタンクやコンサルファーム等、25社に企画提案書を一方的に送付した。今でいう潜在需要アプローチ型の就職活動である。なお、ここで作成した企画提案書を作成するために読み漁った医療福祉系の文献は、後の国家試験対策には有用だった。結果的に、面接のチャンスをもらったのが8社。最終的に残ったのが3社であった。(ただし、うち1社は保険的位置づけのマイクロソフト社であり、福祉とはまるで関係なし。スミマセン。)


 今にして思えば、就職活動と入学試験(論文)のタイミングが重なったのは一石二鳥であり、決して冗談ではなく、このふたつが連動していなかったら多分現在の自分はないだろう。(笑)

相続:小規模宅地特例&特定居住用宅地特例2

Q:
土地は父(1/2)・母(1/2)の共有、建物も父(1/6)・母(1/6)・私(4/6)の共有です。他に自宅あり。私は法人の社長で、法人には父も母も出資しています。

昨年母が亡くなりました。母の分の土地を父が全部相続した場合、小規模宅地の特例は適用可能でしょうか。また、私が相続した場合や共有で相続した場合にはどうなるのでしょうか?父も高齢であり、今後のことも含めてどのようにしたらいいのかアドバイスをお願いします。


A:
建物がご両親のご自宅で父が相続した場合には、小規模宅地の特例は適用可です。また、共有の場合には、父の部分のみ特例の適用となります。建物に自宅以外の部分(貸付部分)がある場合には、さらに減額ありです。

あなたは母と同居していなかったので、この特例は受けられません。父と共有で相続した  
場合も、あなたが取得する共有部分は特例の対象にはなりません。

将来的に、父の自宅の相続について特例を受けるためには、同居して家計をひとつにして生活しておかなければなりません。

以上

患者に選ばれる医療機関になるために


以上の話からわかるのは、患者に感動を与えるのは医療の本質である診立てや治療の技量ではなく、医師やスタッフの対応や彼らが作り出す場のムードだということ。私なりに分析するならば、医師の腕前(医療技術)はそもそも一般人には評価ができない。はっきり言ってしまえばわからないのだ。また、建物自体や診察室・検査室・待合スペース等といった施設面や検査機器等の充実ぶり(ハードウェア)に対しては、患者はひとたび慣れてしまえばそれが当然となってしまい感動には値しなくなるものだ。

しかし、人間系のサービスはちがう。一度、気の利いた言葉や思いやりある言葉をかけてもらった患者の心には、その瞬間の一部始終がインプットされ、記憶として定着するのである。特に、人間、自分が弱い不安な状況にあるときに誰かに温かく接してもらう程感激することはない。

しかも、多くの医療機関がサービス向上を謳いながらも現場に浸透していない実態からすると、この人間系のサービスを改善することは、極めて即効性のある差別化施策になるはずではないか。極論すれば、貴院が地域になくてはならない医療機関として定着するための切り札は、医師も含めたスタッフひとり一人の心配りある言動ということになる。


幸いにして、一般のひとたちは医療機関に対して、ホテル業界やディズニーランドに求めるような高品質な接遇を期待していない。というか、なかば諦めている。この事前期待が低いからこそ、彼らに感動や感激をもたらすことは比較的容易なのである。これを利用しない手はないではないか。(続く)

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