第8位 腎不全

8位 腎不全       2%

「肝心」という言葉は、もともとは『肝腎』と書いたそうです。
つまり、腎臓は心臓と同じくらい重要だということです。
そして、年齢とともにもっとも機能が低下しやすい部位でもあり、腎臓に負担をかけない生活の大切さが叫ばれています。

①水分を十分に採る

②定期的に運動する
③適正な体重を維持する
④禁煙
⑤糖尿値と血圧を定期的にチェックする
⑥薬を飲みすぎない
⑦クレアチニン 男性は0.5~1.2、女性は 0.4~0.9が標準値

明日は第7位です。

第9位 肝疾患

9位 肝疾患       2%

年末年始に酒を飲みすぎて、私はレバーの状態が芳しくありません。
みなさん、アルコールは、くれぐれもほどほどに。

特に、「最近、物忘れが激しくなった・・・」という自覚がある方は、思い切って禁酒する覚悟を決めてください。アルコールは、認知症を確実に進行させます。これ、ホントです!

①アルコールは適量に

②薬を飲みすぎない
③適正な体重を維持する
④安全なセックスをする
⑤薬物注射に手を出さない

⑥女性の場合、GOT/ASTは14~31が適正、GPT/ALTは 8~25が適正。

明日は第8位です。

第10位 糖尿病

10位 糖尿病      1%

100人にひとりが糖尿病で亡くなっています。
でも、糖尿病に端を発して、他の重大な病気を患ってしまうことがほとんどです。

糖尿病の方は、くれぐれもこの数値だけを見て、

「なぁんだ、糖尿ってそんな心配ないじゃん」

などとは仰らないでくださいね。

考えられる対策は、こんな感じでしょうか・・・。

①健康的な適正体重の維持

②バラエティに富んだ果物・野菜や低脂肪食品中心の食生活
③週に3~5日、30分間の有酸素運動を
④薬を飲みすぎない
⑤空腹時血糖値111以下
⑥HbA1c(グリコヘモグロビン) 5.6以下が適正、8を超えると危険

⑦家系に糖尿病が多い場合は、とくに上記を徹底する

明日は第9位です。

001 はじめは『は』のお話

こんにちは。
そして、おひさしぶりです。
管理栄養士で料理研究家の華野小町です。

ジャムおじさんからのご依頼を受けまして、今年からまた食を中心としたショートコラムを掲載させていただくこととなりました。不定期ではありますが、食を通じて人を善くするためのあれこれを綴って参ります。おつきあいください…。

さて、最初の最初は、私たちが『食べる』ために欠かすことのできない歯のお話です。
日本人は、生きている間に約8万8千回もの食事の機会があることになります。
私たちは、生きていくために、神様から32本の歯を授かりました。

肉類を噛むための犬歯。
野菜果物魚類を噛むための門歯。
ご飯やお豆などの穀類を噛むための臼歯。

それぞれ、犬歯4本、門歯8本、臼歯20本。
その比率を見てみましょう。

犬歯:門歯:臼歯=1:2:5 ・・・ でしょ?

つまり、『いろいろな食べ物をこの割合で摂取すると健康にいいですよ』という神様からのメッセージになっているのです。

そう考えてみると、私たち日本人の伝統的な和食が、実に理にかなった食事であることがわかるのではないでしょうか。

神様から与えられた歯の意味をもう一度再認識されてみてはいかがですか?

みなさんも、ジャムおじさんも…ネ(笑)。

日本人の死因TOP10とその予防策

ご機嫌いかがですか?
ジャムおじさんですぜ。

年末年始に思いついたことを書いていきますね。

日本人の死因は、あきらかにがんが多い(3人に1人はがんで死ぬ)。

がん、心疾患、脳血管疾患、肺炎を合わせると、全死亡者の70%を占める。

つまり、ほとんどの人はこのいずれかで死ぬ確率が高いということになる。

ということは、これらの死因を誘発しづらい生活習慣を心がけることで、100歳まで生きられる確率が高まるということになる・・・かもしれない・・・。

明日から死因トップ10とその予防策について順次掲載してまいります。

医者のコミュニケーション戦略

病は気から…。

生活習慣病は医学では治せない。この事実を私たちは改めて認識したい。
血糖値が高い人がいる。これを薬でコントロールしたところで意味はない。
日常的に薬を手放せなくなり、次第に薬の量と種類が増えていく。
仮に血糖値が多少改善されたとしても、長きに渡って体内に取り込まれた化学物質は悪さを起こす。それはさまざまな体調異変となり、私たちが生来持っている免疫力や自然治癒力を損なってしまう。

安直に薬を処方する医者とは適切な距離感を保つ必要がある。
血糖値が上がってしまった原因は何なのか。
夜間の暴飲暴食に思い当たったとしよう。
「暴飲暴食を控えよ」とアドバイスして終わる医者では物足りない。
なぜそうした行動をとってしまうのか。
その背景にある生活スタイルを見つめなおすような促しが求められる。

患者の生活実態を聞きとろうとすると、必然的にコミュニケーションが深まる。
患者は話を聴いてもらうことで、抱えている苦痛やストレスから解放される。
そして何よりも、親身になってくれる医者を好きになる。
信頼が芽吹くのだ。こんな地域医療が理想である。
そう。医者は、自分自身や家族に対して行っている医療を、地域のみんなにも実践すべきなのだ。

ああ、それなのに…。

医者は地域の人たちから好かれるように振る舞うべきだ。
初めのうちは、そんなキャラを演じればいい。
患者を人とも思っていないような言動をしている医者がいる。
それでは、薬という対症療法で一時ごまかせたとしても、肝心要の患者のこころを痛めてしまう。
だからすぐに数値が芳しくなくなってしまう・・・。
多くの診察室で、こんなことが繰り返し行われている。
悲しいことだ。

病は気から、である。患者が気持ちよくなれるような言動を意識的にして欲しい。
そうするとどうなるか。
症状が快方に向かうだけではない。
患者は医者を信頼し、どんな提案でも受け入れてくれるようになる。
これこそが、国民皆保険の呪縛から脱却し、自由で真に価値のある経営を実現するための鍵なのだ。

打てば響く医者に、ひとりでも多く出会いたい…。
2012年の希望である。

言葉ってなんだろう

言葉は、人生を180度転換させることのできる最強ツールである。

私たちは、言葉が持つ力を忘れてしまってはいけない。
私たちは、感じて、考えて、行動する。そして、このすべてのプロセスを、私たちは言葉で行っている。自問自答するのも、自分を励ますのも、覚悟・決断するのにも、言葉がなくてはならない。

ここで、「言葉」とか「話す」という行為の本質を考えてみたい。私たちは一体何を話しているのか。言語学的にいうと、私たちは言葉というものを組み合わせて話している。では、言葉とはどのようにできているか。それは、日本人であれば仮名「あいうえおかきくけこ…」。昔であれば「いろはにほへとちりぬるを」の平安仮名。私たちは、この48文字を紡ぐことでありとあらゆる感情や理屈を話している。これは凄いこと。私に言わせれば、この文字たちは無限の可能性を秘めた48色の魔法のクレパスだ。

で、この文字たちの配列を見ていて気づいた。平安仮名も現代仮名も「愛」から始まっているということに。だから、話すという行為の原点は愛なのだ。また、愛をアルファベットの “Ⅰ” と見立てれば、話すことは自分自身の映し鏡。さらに愛を “eye” 、「心眼」とみれば、話すとは心の目で見たものを伝えること。洞察力である。洞察力とは、普通の人には見えないものを感じる力、気づく力、見抜く力。

つまり、話すということは、相手のために良かれと思って発信する魂のメッセージ。自分の話を聞いてどう感じてほしいのか。どう行動につなげてほしいのか。こうしてほしいから、だからあえて今ここでこの話をしているんだよという明確な意思を持って、考え抜かれた自分自身の言葉で相手の精神に影響を与えること。

となれば、原稿を読むなんていうのは論外の外。米国の歴代大統領と比べて日本の総理の演説が無機質で心に響かないのは、どうもここらへんに原因があるように感じられてならない。

話すということは、聞き手の精神に影響を与えることだ。日本には古来「言霊」という概念がある。これは、言葉というものに備わっている霊的な力のこと。私たちが用いる言葉のひとつひとつには意味があり、話には私たちの気持ちや意図が込められている。いや、そうでなければならない。

愛ってなんだろう

私自身の2012年の最大のテーマ『愛』。
今回は、恋愛魔術師・太宰治さんの言葉から紹介してみようと思う。

時代を超えて女子学生の好きな作家トップに君臨し続ける太宰はこう言っている。

『愛とは言葉だ。言葉がなけりゃ、この世の中に愛はなくなるんだ。愛の実体に言葉以外の何かがあると思ったら大間違いだ。聖書にも書いてある。言葉は神なりき。これに命あり。この命は人の光なりき』

『本当に愛しているならば、黙っているというのは独りよがりだ。好きと口に出して言うのは、そりゃあ誰だって恥ずかしい。でも、その恥ずかしさに目をつぶって怒涛に飛び込む思いで愛の言葉を叫ぶところに愛の実体があるのだ。黙っていられるのは、結局その程度の愛なのだ。恥ずかしくて言えないというのは、つまりは相手より自分を大事にしているのだ。怒涛へ飛び込むのが、断られるのがこわいのだ。本当に愛しているならば、たとえ無意識にでも愛の言葉が出るものだ。どもりながらでも。たった一言でもいい。切羽詰った言葉が出るものだ』

なるほど、人類史上最高最大の発明である言葉。聖書では「初めに言葉ありき」として、言葉が秘めている無限の可能性を示唆している。この言葉を用いて行われるのが「話す」という行為である。この「話す」という行為には、びっくりするほどの影響力がある。話す力次第で、仕事や恋愛など人生の浮沈がかかることがある。しかも自分のみならず、他者の人生までも変えてしまうことさえある。人に影響力を持てるかどうかは話し方にかかっていると言えよう。

2012 “Yes, 愛 am” そうだ、愛が在る

新年明けましておめでとうございます。

ジャムおじさんです。

大晦日から元旦を迎える間に考えたことを、念頭のメッセージとしてお届けします。

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この穢らわしく忌まわしい世の中において、ただひとつ純粋なもの。
それは汚れなき人間性に宿る愛のみです。

財産も地位も名誉も、愛と比べれば些細なこと。
愛こそ人生究極の師。
愛こそは私たちを天上へ導く導きの星。
天に星、地に花、人に愛。

さぁ、すべての価値観がゼロリセットされた今こそ。
恋せよ、愛せよ、そして生きよ!

あるひとりの人間が近くにいると、他のことなど全くどうでもよくなってしまうことがあります。
それが恋というものです。

恋とは、私たちの魂のもっとも純粋な部分が未知なものに向かって抱く聖なる憧れ。
愛とは一人の男と一人の女が一人の天使となって溶け合うこと。
そこは天国。いや、それが天国なのです。

もし私たちが愛を手にしたいならば、まずは愛を与えることです。
愛しいひとを、大切なひとを、自然を、地球を、目の前の仕事を、世の中を愛することではないでしょうか。
信念と勇気と覚悟を持って・・・。
それが、私たちが愛されるために必要なことだと思います。

2012年。
ひとりでも多くの人を愛し、ひとりでも多くの人に与え、ひとりでも多くの人の幸せの一端を担っていきたい・・・。
そんなことを考えました・・・。
ちょっと、いや、多分に、宮沢賢治さん、立原道造さん、金子みすずさんに感化されちゃったかな・・・。デヘッ。
 

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