愛ってなんだろう
私自身の2012年の最大のテーマ『愛』。
今回は、恋愛魔術師・太宰治さんの言葉から紹介してみようと思う。
時代を超えて女子学生の好きな作家トップに君臨し続ける太宰はこう言っている。
『愛とは言葉だ。言葉がなけりゃ、この世の中に愛はなくなるんだ。愛の実体に言葉以外の何かがあると思ったら大間違いだ。聖書にも書いてある。言葉は神なりき。これに命あり。この命は人の光なりき』
『本当に愛しているならば、黙っているというのは独りよがりだ。好きと口に出して言うのは、そりゃあ誰だって恥ずかしい。でも、その恥ずかしさに目をつぶって怒涛に飛び込む思いで愛の言葉を叫ぶところに愛の実体があるのだ。黙っていられるのは、結局その程度の愛なのだ。恥ずかしくて言えないというのは、つまりは相手より自分を大事にしているのだ。怒涛へ飛び込むのが、断られるのがこわいのだ。本当に愛しているならば、たとえ無意識にでも愛の言葉が出るものだ。どもりながらでも。たった一言でもいい。切羽詰った言葉が出るものだ』
なるほど、人類史上最高最大の発明である言葉。聖書では「初めに言葉ありき」として、言葉が秘めている無限の可能性を示唆している。この言葉を用いて行われるのが「話す」という行為である。この「話す」という行為には、びっくりするほどの影響力がある。話す力次第で、仕事や恋愛など人生の浮沈がかかることがある。しかも自分のみならず、他者の人生までも変えてしまうことさえある。人に影響力を持てるかどうかは話し方にかかっていると言えよう。
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