患者の前で職員を怒鳴る医者
こんにちは、ジャムおじさんです。
今回からは、私どもへの相談事例をいくつかご紹介していきたいと思います。まずは、こんなのから・・・。
Q/高血圧でお世話になっている診療所で、医師が職員を怒鳴りつけている場面によく出くわす。こちらまで怒られているような感じがして萎縮してしまう。患者にはとても優しいのに…。50代女性からのお便りです。
A/診療には、医師だけでなく看護師など他のスタッフも関わります。最近では検査が増え、従来よりもチーム医療の傾向が強まっています。医師と看護師とのやりとりを観察することで、医師のレベルがわかります。看護師に高圧的な言動をしたり、患者さんの前で怒鳴る…。患者さんにいくらにこやかでも、こんな医師は人間的にどこか問題があると言えそうです。
長野県諏訪中央病院の有名な医師、鎌田寛氏は、かかりつけ医は『良医』であるべきと言っています。専門的意味合いの強い「名医」と違い、患者さん身近なところで、相談に乗り、励ます姿勢が大事で、そのためにはコミュニケーション能力が重要だと。
お便りにある医師は、患者さんがリラックスできる環境を壊してしまうだけでなく、萎縮して、十分な症状等の説明を阻害してしまいかねないという点にまで配慮できていないのでしょう。
度々不快な場面に遭遇するようであれば、敢えてその診療所に出向いてストレスを溜める必要もないのでは?長く付き合うかかりつけ医は、幅広い知識に加え、謙虚で人間味のある医師が望ましいのではないでしょうか。